正社員雇用のデメリット
美容師が正社員で働くデメリットは、以下の5つです。
× 自由に休みが取れない
× 拘束時間が長い
× 昇進と昇給が頭打ちになるケースがある
× 社内イベントを断りづらい
× 転勤や異動の可能性がある
正社員は原則シフト制で勤務する働き方なので、ひとりだけ自由に休みを決めるというわけにはいきません。
優遇して休みをもらえるのは、基本的に冠婚葬祭のときだけと心得ておきましょう。
また、店長を含め自分より上のレベルのスタイリストが大勢在籍している美容室に勤める場合は、どれだけ頑張っても昇進できない可能性もあります。
アルバイト・パート雇用の美容師の働き方
雇用契約を結びたいけれどフルタイムで働くのは難しい、という人におすすめなのが、アルバイト・パートの働き方です。勤務形態やメリットデメリットを紹介します。
アルバイト・パート雇用の勤務形態や特徴
アルバイト・パート雇用は、就職先サロンや企業の就業規則が基本となりますが、勤務時間や日数を希望することができます。
おもな特徴は、以下のとおりです。
・都合に合わせて休みを取りやすい
・時短勤務が可能
・給与は時給制(固定給)
・サロンによってはインセンティブが加算される
・勤務日数や時間によっては福利厚生を受けられる
アルバイト・パートで雇用契約を結ぶ美容師には、過去にフルタイムで働いた経験がある人や、家事・育児などの事情によって現場に戻ることが難しい人が多いです。
せっかく取得した美容師免許や身につけたスキルを活かせる上、フルタイム勤務ほどハードではないところが、アルバイト・パートという働き方のメリットです。
アルバイト・パートで働く美容師の収入事情
アルバイト・パート雇用の美容師の収入は、勤務地や勤務時間・日数で大きく異なります。
多くが時給契約となりますが、地域によっては最低賃金レベルのところもあるため、週2~3回の出勤で年収100万円前後となるでしょう。
売り上げに応じたインセンティブがつく美容室もありますが、正社員と同じ還元率とは限りません。
また、ブランクがあるとすぐに顧客をつかむのが難しいため、アルバイト・パート雇用で働ける美容室を探す場合は、基本給を含めた条件が良いお店を探しましょう。
アルバイト・パート雇用のメリット
美容師がアルバイト・パートで働くメリットは、以下の5つです。
〇 休みを取りやすい
〇 フルタイム勤務に比べて疲れない
〇 自分のペースで働ける
〇 残業がない
〇 ある程度の収入が保証される
アルバイトやパートという働き方であっても、雇用主と契約を結んでいることには変わりないため、収入の保証という点では心強いといえます。
また、希望の休みを取れる可能性は正社員よりもずっと高く、自分の生活に合わせて働くことが可能です。
アルバイト・パート雇用のデメリット
美容師がアルバイト・パートで働くデメリットは、以下の4つです。
× 成果が正当に評価されないことがある
× 土日祝日勤務を要請されることが多い
× 勤務量によっては福利厚生を受けられない
× 賞与がない