アルバイト・パートの働き方は、サロンによってはインセンティブや各種手当がつかないことがあります。
また、正社員に比べて自由に休みを決められるとはいえ、予約が多く入る土日祝日は出勤になるケースも多く見られます。
業務委託の美容師の働き方
業務委託は、美容室のオーナーや企業と業務委託契約を結ぶ働き方です。勤務形態や特徴、メリットデメリットを紹介します。
業務委託の勤務形態や特徴
業務委託は、店を持つオーナーや企業と業務委託契約を結び、予約が入ったときのみ出勤して仕事をする働き方です。
美容室側は、場所を提供する代わりに売り上げの一部を受け取ります。
また、人手が足りないときに双方合意の上で勤務につくケースもあります。
雇用契約ではないため、支払われるのは「給与」ではなく「成果に応じた報酬」という形になります。
雇用の枠にとらわれない、美容師の新しい働き方ともいえるでしょう。
業務委託で働く美容師の収入事情
結論からいうと、業務委託で働く美容師の収入は、個人の業務量と比例します。
顧客を多く持っている美容師ならば、サロンに就職して給与を受け取るよりも多く稼げるでしょう。
しかし、予約が入らないときは仕事がないため、場合によっては収入が激減することもあり得ます。
充分なスキルと実績があり、コンスタントに施術予約を取れる美容師であれば、美容師の平均年収300万~350万円を超えることは充分可能です。
業務委託のメリット
美容師が業務委託で働くメリットは、以下の5つです。
〇 実績次第では高収入を目指せる
〇 自分のペースで働くことができる
〇 複数のサロンと契約を結べる
〇 契約先サロンの就業規則に合わせる必要がない
〇 契約以外の業務は断ることができる
業務委託という働き方は、あくまでも個人のスキルを提供してそれに見合った報酬を受け取るスタイルです。
そのため、勤務時間や業務内容をサロン側から指定されることなく、自分の自由なやり方で働くことができます。
また、個人の裁量で複数のサロンと契約を結ぶことも可能なため、さまざまな職場で刺激を受けてスキルアップすることができるでしょう。
業務委託のデメリット
美容師が業務委託で働くデメリットは、以下の3つです。
× 収入が不安定
× 個人で確定申告をしなければならない
× 契約先サロンの福利厚生を受けられない
業務委託の働き方の最大のデメリットは、収入が不安定になることです。
固定給ではないため、1カ月ごとの収入は自分の売り上げが反映されます。
また、個人で確定申告をして納税しなければならないことや、保険・年金が全額自己負担になるなど、経理面でのデメリットもあります。
フリーランス美容師の働き方
フリーランス美容師の働き方を、特徴やメリット・デメリットに分けて紹介します。