ネイルサロン衛生管理士の検定は、サロン運営の際の衛生管理に特化した検定試験です。
80分の理論講習を受ける必要があるため「独学」ではありませんが、選択式の筆記試験のみで合否が判断されるため、比較的難易度は低いです。
試験当日におこなわれる講習を受けてからの受験になるので、衛生に関する知識を独学で身につけておけば、1日で資格取得できるでしょう。
JNA認定講師
結論からいうと、JNA認定講師の検定は、独学で合格することはほぼ無理です。
なぜなら、受験資格が細かく定められている他、試験対策をした上でも合格率が20~30%だからです。
しかし、認定講師の資格を取得すれば、ネイルサロンの店長クラスはもちろんのこと、独立開業やインストラクターなど活躍の場が広がります。
スクールに通って勉強をしてでも、取得する価値がある検定です。
ネイリストが独学で検定に合格する方法
ネイリストが独学で検定に合格する方法を、5つに分けて紹介します。
検定実施団体が発行するテキストで学ぶ
ネイリストの技能検定試験を実施する団体では、試験対策用のテキストを発行しています。
筆記試験の過去問題や実技試験の対策、ポイントなどが書かれているため、独学で検定を受験するなら必須といって良いでしょう。
テキストは、認定校やネイルショップ、公式サイトなどから購入することができます。
検定試験は、実施する団体によってテーブルセッティングやレギュレーションが異なる場合があります。JNECならJNECのテキスト、JNAならJNAのテキストで勉強をしましょう。
動画で学ぶ
検定を実施している団体が販売しているテキストには、DVD付きの教材もあります。
また、YouTubeなどの動画でもネイルケアやカラーリングについて学べるでしょう。
実技に関しては、文章で学ぶよりも見て覚えるほうがためになります。
一連の手順だけではなく、手の動かし方やコツなどを覚え、実際に自分でもやってみるのが、独学で検定に合格するコツです。
ネイルサロンで施術を受けてみる
ネイルサロンに行き、実際に施術を受けてみるのも独学の役に立ちます。
プロのテクニックを直接体験すると、テキストや動画で覚える以上に身につくものがあるからです。
ポイントは、受験する級の実技テストと同じか似たメニューをオーダーすることです。仮に3級であれば、基本のネイルケアとカラーリング(1本アート)を体験してみましょう。
可能であれば、ケアやカラーリングのコツを聞いてみるのも良いかもしれません。
筆記試験対策は暗記メインでOK
ネイリスト検定の筆記試験対策は、暗記メインでOKです。
なぜなら、ネイリストの技能検定の筆記試験は、ほとんどがマークシート方式でおこなわれるからです。
記述式はJNA認定講師試験の筆記課題のみなので、独学で受験するレベル(3級もしくは2級)は比較的ハードルが低いといえるでしょう。
ただし、実際にネイリストとして仕事をする上で、基礎知識は非常に大切です。
暗記は、試験対策としてだけにしておきましょう。
実技試験対策はひたすら練習を重ねる
独学で実技試験に合格するには、ただひたすらに練習を重ねることが大切です。
実技試験は、細かいレギュレーションと制限時間の設定があります。
パーフェクトな施術ができても、制限時間をオーバーしてしまったらアウトです。
実技試験に合格するためには、反復練習を繰り返してスキルを磨く以外に方法はありません。
練習用のハンドを使ったり、家族・友人に練習に付き合ってもらったりして、実技試験の合格ラインに到達するだけの技術を身につけましょう。
ネイリストが独学で検定2級以上に合格するのが難しい理由
独学でネイリスト技能検定2級以上に合格するのは、非常に難しいといえます。その理由は、以下の5つです。