美容カウンセラーの仕事内容を、4つに分けて解説します。
来院者へのカウンセリング
美容カウンセラーは、来院者からのヒアリングやカウンセリングをおこないます。
多くの場合は初診の患者に対してですが、ときには継続して通う患者からの相談を受けることもあるでしょう。
身体の悩みや希望する治療を聞き、診察の前に担当の医師にカウンセリングの内容を報告するまでが美容カウンセラーの役目です。
すでに希望のプランが決まっている場合は、患者が医師の診察を受けている間に看護師に情報共有をすることもあります。
コースの提案や見積もりの作成
美容カウンセラーは、患者の希望や医師の治療方針に沿ってコースの提案をおこないます。
体質や予算によっては患者の要望通りにならないこともあるため、提案するコースが最適なものであることをプレゼンしなければなりません。
患者の悩みに共感する姿勢を持ち、安心して任せてもらうためのトークスキルや営業能力が必要とされます。
新規契約の獲得はクリニックにとっても非常に重要な業務なので、契約を多く取れる美容カウンセラーほど重宝されるでしょう。
カルテやデータの管理
来院者のカルテやデータの管理は、美容カウンセラーの大事な仕事のひとつです。
現在では、ほとんどのクリニックでデジタルカルテとなっていますが、初診の患者用の問診表などは紙を使っているところもあります。
データ入力も美容カウンセラーの仕事なので、パソコンソフトの取り扱いやタイピングのスキルも必要とされるでしょう。
カルテをはじめ、患者の個人情報に関しては細心の注意を払って扱わなければなりません。
接客や雑務
施術をおこなわない美容カウンセラーは、接客全般やその他雑務を任されることが多いです。
具体的には、以下のとおりです。
・来院者の迎え入れや案内
・電話応対
・予約受付と管理
・院内清掃や整理
上記の他、クリニックによっては美容カウンセラーと受付スタッフが兼務になっているケースがあります。
また、口コミへの返信やSNSの投稿をおこなうクリニックもあるでしょう。
細かい業務がたくさんあると、仕事がきついと感じることが多くなります。
応募の際には、業務内容を詳しく確認してください。
美容カウンセラーのきつい業務を改善する方法
美容カウンセラーの仕事はきついことが多いですが、大切なのはどのように業務に向き合うかです。きつい業務の対処法を、4つに分けて紹介します。
ON/OFFのスイッチを切り替える
美容カウンセラーを続けていくためには、ONとOFFの切り替えが大切です。
美容クリニックを訪れる人は、見た目の不満や悩みを抱えています。患者の話を聞き続けるうちに、気分が暗くなってしまうこともあるでしょう。
そのため、勤務時間内はある程度のことはスルーし、退勤と同時に気持ちを切り替えるのがおすすめです。
良い意味での「鈍感力」があれば、精神的にきついと感じることも減っていくでしょう。
営業スキルやコミュニケーション能力を身につける
営業力やコミュ力を身につけて来院者と接すると、意思疎通がスムーズにでき契約をとるチャンスも増えるため、仕事が楽しいと感じられるようになります。
患者とのコミュニケーションが上手で契約をとれる美容カウンセラーは、上司や医師からの信頼も厚くなり、待遇が良くなることにも期待ができます。
きつい仕事でも、成果に見合った収入を得ることでやりがいを感じることができるでしょう。