客単価5,000円で歩合50%の収入例
業務委託で働くアイリストの収入(月収)を、客単価5,000円×歩合50%で計算してみました。
1日5人 | 1日7人 | 1日10人 | |
---|---|---|---|
1カ月 20日勤務 |
25万円 | 35万円 | 50万円 |
1カ月 25日勤務 |
31万 2,500円 |
43万 7,500円 |
62万 5,000円 |
このように、1日のうちに担当する人数や1カ月の勤務日数で、収入は大きく異なります。
アイリストの業務委託は、売り上げの40~60%の歩合給が一般的なので、サロンによっては上記より低くなることも高くなることもあるでしょう。
高収入を目指すなら、分配率を重視して契約先サロンを選ぶのが大切です。
税金や各種保険料が高くなる
業務委託のアイリストは個人事業主になるため、税金や各種保険料を個人で支払う必要があります。
ここで注意しておきたいのが、業務委託(個人事業主)は雇用(会社員)に比べて税額や保険料が高くなる点です。
年収300万円(月収25万円)を例にして、年間で支払う各種費用をまとめました。
業務委託 | 雇用 | |
---|---|---|
健康保険 | 24万4,100円 ※国保 |
15万6,000円 |
雇用保険 | - | 18,000円 |
年金 | 19万8,240円 ※国民年金 |
28万5,480円 ※厚生年金 |
所得税 | 71,350円 | 54,000円 |
住民税 | 約15万円 | 約11万 8,000円 |
手取り収入 | 約233万 5,000円 |
約237万円 |
収入額が同じでも、税額や保険料が異なるので手取りは業務委託アイリストのほうが低くなります。
1カ月の見込み収入がそれほど高くない場合、業務委託よりも雇用で働くほうが安心かもしれません。
仕事上の出費は経費計上するのがおすすめ
業務委託のアイリストは個人事業主になるため、仕事上の出費を経費として計上することができます。
おもな出費の例は、以下のとおりです。
・交通費
・食事代
・衣服代
・その他雑費
雇用のアイリストが受けられる福利厚生は交通費のみというケースも多く、制服がない場合の仕事着や昼食代は自費でまかなわなければなりません。
その点、業務委託のアイリストは仕事のかかわる出費をすべて経費として差し引けるため、結果的に手元に残る額が多くなります。
アイリストが業務委託で働く5つのメリット
アイリストが業務委託で働くメリットを、5つに分けて解説します。
1.施術数が多いほど収入が増える
アイリストが業務委託で働くメリットは、施術数が多いほど収入が増える点です。
なぜなら、業務委託の報酬は施術数×歩合で決まるからです。
単価5,000円の施術を1日5件こなし、25日勤務した場合の、業務委託と雇用の1カ月の収入差は以下のとおりです。
・歩合50%の業務委託アイリスト
5,000×50%×5×25=31万2,500円
・固定給20万でインセンティブ10%の雇用アイリスト
200,000+5,000×10%×5×25=26万2,500円
このように、施術数がまったく同じでも、業務委託のアイリストのほうが5万円も月収が高くなります。
単価5,000円の仕事を1日5件だけでもこれだけの開きがあるので、指名が増えればどんどん稼ぐことができるでしょう。