2.勤務時間や日数を決めることができる
アイリストが業務委託で働くメリットのひとつに、勤務時間や日数を自由に決められる点があげられます。
サロンと業務委託契約をする際、希望の時間や曜日を交渉することができるので、ライフスタイルに合わせて無理なく働きたい人に向いています。
ただし、業務委託のアイリストを募集しているサロンによっては、勤務時間や日数の条件をある程度決めているケースもあります。
完全に自由なスタイルで働きたい人は、業務委託ではなく面貸しやシェアサロンなども視野に入れると良いでしょう。
3.必要外の業務から解放される
業務委託のアイリストは、必要外の業務をしなくても良いところがメリットです。
早番の日の開店準備や遅番の日の後片付けなど、勤務時間外になることが多い業務は、契約に含まれていなければやる必要はありません。
練習会を含むセミナーの参加や、懇親会への参加を強制されることも、もちろんありません。
自分の顧客を中心とした施術以外の業務から解放されたい人は、業務委託の業務内容をしっかり確認してから契約を結びましょう。
4.複数のサロンと契約できる
アイリストが業務委託で働くことのメリットのひとつに、複数のサロンと契約できる点があげられます。
複数サロンとの契約では、顧客が通いやすい料金設定のサロンをメインにし、限られた曜日のみ分配率の高いサロンで稼ぐことができます。
また、サロンの特徴や立地、営業時間を自分の顧客に合わせて、平日午前中と週末はAサロンで、平日夕方だけBサロンで仕事をするといったやり方も可能です。
契約先サロンの「いいとこどり」ができるのは、業務委託ならではのメリットといえるでしょう。
5.独立を視野に入れて働ける
業務委託で働くアイリストの中には、独立を視野に入れている人が少なくありません。
会社員から一直線にフリーランス転身するよりも、業務委託で働きながら独立の準備をするほうが、リスクが少ないからです。
さまざまなサロンで働いて顧客を増やし、施術だけで収入を上げることに慣れるには、業務委託は最適な環境といえるでしょう。
また、働く場所をキープしながらスケジュール管理や金銭管理の方法を身につけられるのも、業務委託のメリットです。
アイリストが業務委託で働く3つのデメリット
アイリストが業務委託で働く3つのデメリットを、くわしく解説します。
収入が安定しない
業務委託のアイリストは、収入が安定しないというデメリットがあります。
一般的に、業務委託のアイリストは基本給がなく、施術数に応じた歩合給になります。
施術数が少ないと収入は伸びず、雇用のアイリストよりも稼げなくなることがあるでしょう。
病気やケガなど、予期せぬアクシデントで働けなくなったり、売り上げによっては契約を継続してもらえなかったりといったリスクもあります。
福利厚生を受けられない
アイリストが業務委託で働くことのデメリットに、福利厚生を受けられないという点があります。
サロンや企業の福利厚生は雇用されている人のためのものであり、個人事業主は対象にならないからです。
仕事上の出費は後から経費計上できますが、税額が安くなるだけであり、日々の出費が多くなることに変わりはありません。
業務以外の細かい雑務が増える
業務委託で働くアイリストのデメリットのひとつに、業務以外の細かい雑務が増えることがあげられます。
おもな例は、以下のとおりです。
・日々の収支管理
・顧客の予約管理
・スケジュール調整
・確定申告