ネイリストの仕事は見た目よりきついって本当?
ネイリストの仕事で一番きついことは?
仕事がきついからネイリストをやめたいけど、やめたら後悔するかも……。
華やかでキラキラしていて、若い女性に人気があるネイリストの仕事ですが、実は、その見た目とは裏腹に「体力的・精神的にきつい」という声が多く聞かれます。
この記事では、ネイリストの仕事がきついといわれる理由や、仕事がきついネイルサロンの特徴を解説しています。
最後まで読めば、ネイリストの仕事=きついというネガティブ評価の真相がわかるはずです。
きつい仕事を乗り越えて一流ネイリストになる方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
※2024年3月時点の情報です。
※仕事内容は環境はネイルサロンによって異なります。
ネイリストの仕事がきついといわれる9つの理由
ネイリストの仕事がきついといわれる理由を、9つに分けて紹介します。
1.腰痛や肩こりがきつい
ネイリストの仕事がきついといわれる理由のひとつに、腰痛や肩こりなどに悩まされるということがあげられます。
なぜなら、ネイルケアやアートの施術は1~2時間超になることも多く、その間ネイリストはずっと同じ姿勢で集中しているからです。
腰痛や肩こりだけではなく、眼精疲労・頭痛・猫背などの悩みも聞かれます。
これは、ネイリストの職業病ともいえるもので、仕事をしている限り避けることは難しいでしょう。
2.慢性的な手荒れがきつい
手荒れに悩まされる毎日がきつい、と感じているネイリストも少なくありません。
ネイリストは施術に使われる薬品に触れることが多く、中にはアセトンなどの劇薬もあります。
長時間触れることはなくても、毎日の施術や使用した道具の洗浄の際に皮膚についてしまうことは避けられず、肌が弱い人はすぐに荒れてしまいます。
ネイリストの中には、定期的に皮膚科を受診している人も多いようです。
3.収入が低くてきつい
収入が低くて生活がきついから仕事をやめたい、というネイリストもいます。
ネイリストの収入は、平均年収300万円といわれています。
これは、地域差や経験差によるものが大きいですが、月収で約25万円/手取りにすると20万円弱という金額は、決して高いとはいえません。
無資格・未経験でネイルサロンに就職する場合、給与はさらに低くなります。
指名料や物販による売り上げでインセンティブを稼がない限り、生活水準も低くなってしまうでしょう。
4.仕事がありすぎてきつい
ネイリストの仕事は、ネイルケアやアートに限りません。
店内の清掃や用具の洗浄、備品・消耗品の補充、フロント業務など多岐にわたります。
ネイル専門サロンは少人数スタッフで営業することが多いため、全員が作業を分担しなければなりません。
しかし、雑務は新人や若いスタッフに回されることが多く、就職したばかりのネイリストにとってはきついと感じられることが多いでしょう。
5.業務上必要な出費が高額できつい
ネイリストは、施術に必要なものを自費で購入しなければならず、その出費がきついという声も多く聞かれます。
いわゆる「経費」ですが、正社員で雇用されているネイリストは個人で確定申告をする必要がないため、仕事上の出費を経費計上することができません。
各自でそろえることが多い用具は、おもに以下の6点です。
・キューティクル(甘皮)処理用のニッパー
・ネイルチップ用のニッパー
・アート用の小筆
・ジェルネイル用の筆
・スカルプチュア用の筆
・練習用のハンド
上記の他、小規模サロンは制服の支給がないところも多いため、衣服代もかさんできついという意見もあります。
業務上の出費を抑えたいネイリストは、用具や制服を支給してもらえるネイルサロンを選びましょう。
6.女性だらけの職場がきつい
ネイリストの仕事がきついといわれる理由のひとつに、スタッフと顧客がほぼ女性であるという、ネイルサロン特有の職場環境があげられます。
個人の性格やキャラクターにもよりますが、女性だけの職場がきついと感じる人は、決して少なくないようです。
女性のみの職場は。基本的に「気遣い無用」という空気になることが多く、それぞれの悪い面が出やすいのかもしれません。
スタッフ間のうわさ話や陰口、足の引っ張り合い、仕事の押し付け合いなど、環境が良くないネイルサロンでは日常的にあるともいわれています。