働きながらアイリストの資格を取るデメリットは、以下の3つです。
・資格取得までに時間がかかる
・プライベートの時間がけずられる
・睡眠不足や疲労蓄積のリスクが高い
アイリストの資格を働きながら取得する場合は、学業をメインにするよりも時間がかかります。
美容学校を例にあげると、昼間・夜間の通学課程は2年~2年半で卒業することができますが、働きながら通信課程を修得するには3年以上の受講が必要となります。
仕事の合間の学習になるため、プライベート時間や睡眠時間が削られてしまうというデメリットも考えられます。
働きながらアイリストのスキルを身につける方法
美容師免許取得後、働きながらアイリストのスキルを身につける方法は、おもに以下の3つに分かれます。
1.インターネットや動画を活用して独学で知識と技術を学ぶ
近年、まつ毛パーマやまつ毛エクステンションの需要が非常に伸びているため、インターネットを利用すれば独学で一定の知識を得ることができます。
アイラッシュ施術の手順や手法を紹介している動画もあるので、スキルを身につけるのに役立つでしょう。
完全未経験で就職するのが不安な人は、美容師免許取得と並行して事前に専門知識を学んでおくのがおすすめです。
2.アイリスト養成講座を受講する
アイリストスクールの中には、美容学校を卒業した免許取得者向けのアイリストコースをもうけているところもあります。
すでに美容師免許を取得した人や、美容師をやめてアイリストに転職したい人を対象にしているため、受講料が安く期間も短いところがメリットです。
就職後に見習いとして研修を受ける過程をはぶきたい人は、スクールに通って専門スキルを身につけましょう。
3.未経験者向けの研修制度があるアイラッシュサロンに就職する
未経験者向けの研修制度が整っているアイラッシュサロンなら、美容師免許取得後すぐに就職することができます。
まつ毛パーマやまつ毛エクステンションのスキルを一から学ぶことができる上、働きながらなので一定の収入を得られるところが大きな魅力です。
就職後は「アシスタント」「見習い」というポジションにはなりますが、美容師アシスタント違って研修期間が非常に短い点がメリットといえるでしょう。
働きながら取得したいアイリストの民間資格
アイリストには、専門技術のレベルに合わせた民間資格があります。取得必須ではありませんが、より上を目指すために働きながら受験する技術者が多数います。
JECA技能検定試験
JECA・日本まつ毛エクステンション認定機構の技能検定試験は、以下の5つのレベルに分かれています。
1.安全技術師
2.まつ毛エクステンション3級
3.まつ毛エクステンション2級
4.まつ毛エクステンション1級
5.認定講師
上記のうち、まつ毛エクステンション3級までは美容学校在学中の学生でも受験することができます。
1級や認定講師の試験は非常に難易度が高くなるため、働きながら取得を目指すより、一定期間しっかりスクールに通って準備をするのがおすすめです。