美容業界に転職する前に、取得を検討しておきたいおもな資格を紹介します。
国家資格
美容業界に転職する際、可能であれば取得したい国家資格は、以下のふたつです。
・美容師免許
・理容師免許
美容師は頭部を含む首から上に薬剤を使用することができ、理容師は頭部を含む首から上に刃物を当てることができるなど、免許によって内容が異なるので注意しましょう。
免許を取得する流れは、以下のとおりです。
1.厚生労働大臣認可の美容学校・大学の課程を修了する
2.国家試験に合格する
3.免許を申請する
理美容師の免許は取得するまでにお金と時間がかかりますが、美容業界への転職を成功させるためには、もっともおすすめの資格といえます。
民間資格・検定
美容業界には民間資格や検定がたくさんあり、転職したい職種によって取得するべき資格が異なります。
職種別のおもな資格は、以下のとおりです。
・エステティシャン…日本エステティック協会(AJESTHE)の認定資格
・ネイリスト…JNECネイリスト技能検定/JNAジェルネイル技能検定
・アロマセラピスト…公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)の認定資格
・美容カウンセラー…スキンケアカウンセラー/コミュニケーション能力認定検定
・美容クリニック受付…接客サービスマナー検定
・美容部員、BA…スキンケアマイスター/セールススキル検定
民間の資格を取得していると転職に有利に働くほか、初任給が上がる可能性もあるので、ぜひ検討しておきましょう。
美容業界に転職しやすい季節
美容業界に転職しやすい季節を、未経験者と経験者に分けて紹介します。
未経験者は4~6月がおすすめ
未経験から美容業界に転職する時期は、4~6月がおすすめです。
なぜなら、美容業界の夏の繁忙期が7月後半(学生の夏休み)だからです。
夏が来る前の入社は歓迎されやすく、繁忙期に向けて仕事を覚えることもできるでしょう。
真夏のもっとも忙しい時期の転職は、店側が新人をサポートする余裕がないこともあり、あまりおすすめできません。
経験者は6月/11月
経験者が美容業界に転職する時期は、6月もしくは11月頃がおすすめ。
美容業界の繁忙期である7月後半の前、また年末のイベントや年明けの成人式などで迎える第二の繁忙期の前です。
有資格者やサロンワーク経験者は即戦力になれる可能性があるため、繁忙期前の入社はサロン側にも歓迎されるでしょう。