・おしゃれな仕事をしてみたいだけ
・学歴や資格がなくてもできるから
・美容系で他にやりたいことが思いつかない
ネイリストという職業を消去法で選んだり、自分でもできそうだからという理由で目指したりすると、途中で挫折する可能性が高いです。
なぜなら、ネイリストは見た目よりハードな仕事で、一人前の技術者になれるまでに時間がかかるからです。
ネイリストには興味がないけど美容系の職に就きたいと考えている人は、ネイリスト以外の仕事を検討してみましょう。
コミュニケーション能力に自信がない人
コミュニケーション能力に自信がない人は、ネイリストに向いていません。
なぜなら、ネイルサロンの仕事は施術だけではなく、カウンセリングを含めた接客全般だからです。
また、施術中も適度な会話を続ける必要があるため、初対面の相手としゃべるのが苦手な人は、ネイリストの仕事を苦痛に感じてしまうでしょう。
細かい作業が苦手な人
ネイリストに向いていない人の特徴として、細かい作業が苦手という点があげられます。
ネイルの施術は、対象が小さな爪です。
アートやデコレーションだけではなく、チップオフやファイリング(爪の形を整えること)もつねに細かい作業を求められます。
集中力や忍耐力に自信がない人も、ネイリストに向いてるとはいえないでしょう。
メンタルが弱くストレスをためやすい人
メンタルが弱くストレスをためやすい人は、ネイリストに向いてるとはいえません。
ネイルの技術は失敗を繰り返してこそ上達するものであり、接客業にストレスはつきものだからです。
失敗や叱責に落ち込んで、その気分を長く引きずってしまうと、ネイリストとして仕事を続けていく自体難しいでしょう。
メンタルに自信がない人は、書籍やインターネットなどで、ポジティブ思考を身につける方法を学ぶのもおすすめです。
体力がない人
ネイリストに向いていない人の特徴は、体力がない人です。
1日の大半を座って過ごすネイリストは、美容系職種の中ではラクなイメージが強いですが、現実はそうではありません。
長時間同じ姿勢で作業を続けるだけではなく、施術ブースの掃除や後片付け、整頓などもネイリストの仕事です。
仕事後や休日にしっかり身体を休めたり、普段から栄養のある食事をとったりして、体力を維持する必要があります。
向いてる人ならいつでも挑戦できるのがネイリスト
ネイリストに向いてる人なら、誰でも挑戦できるのがネイルの世界です。ネイリストになる方法を、簡単に紹介します。
スクールに通って技能検定試験を受ける
もっとも早く確実な方法は、ネイルスクールに通って技術を習得し、ネイリスト技能検定試験を受けることです。
近年は、ネイルのコースがある美容専門学校が増えていますが、もっとハードルが低い民間のネイリスト養成スクールに通うのもひとつの手段です。
ネイルスクールに通うと学校経由で検定を受けられる他、就職先を紹介してもらえるケースもあります。
独学でスキルを身につける
ネイルスクールに通う時間とお金の余裕がない人は、独学で知識とスキルを身につける方法を検討しましょう。
ネイルスクールや協会が出版している書籍、ネイリストが発信している動画など、自宅でネイルを学ぶ手段はたくさんあります。
ライフスタイルに合わせて無理なく続けられるメリットがある半面、検定申し込みを個人でやらなければならなかったり、練習に必要な道具を自費でそろえなければならなかったりといったデメリットも避けられません。
研修制度があるネイルサロンに就職する
ひととおりの知識と技術を身につけたネイリストは、研修制度が整っているネイルサロンに就職するのがおすすめです。
接客全般や先輩ネイリストのサポートを経験してサロンワークを覚え、簡単な施術から担当していくのがおもな流れです。
研修生として就職する際は、おおよその目安となる研修期間や雇用形態、勤務時間外に施術の練習をするときの給与について、事前に確認しましょう。