エステティシャンに必要な資格の種類は?
エステティシャンの資格の難易度を種類別で知りたい!
資格を持っているエステティシャンは給料が高い?
エステティシャンになりたい人の中には、このような疑問を持っている人も多いですよね。
この記事では、エステティシャンが取得しておきたいおすすめの資格を41種類に分けて紹介しています。
それぞれの特徴や難易度も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
資格を持つエステティシャンになって、高収入を目指しましょう!
※2024年3月の情報です。
※試験の概要や費用は予告なく変更する場合があります。
※別途登録料等が発生する場合があります。
【国内編】エステティシャンにおすすめの資格22種類
エステティシャンにおすすめの国内資格を全22種類紹介します。
日本エステティック協会(AJESTHE)の認定資格7種類
日本エステティック協会(AJESTHE)が発行している認定資格は、全部で7種類あります。
指定の講座を受講するなどの条件はありますが、難易度の低い資格は早い段階で取得が可能です。
もっともポピュラーな「認定エステティシャン」は、合格率80%以上といわれています。
日本エステティック業協会(AEA)の認定資格5種類
日本エステティック業協会(AEA)が発行している認定資格は、全部で5種類あります。
日本エステティック業協会(AEA)で取得できる資格は、比較的難易度が高い傾向にあります。
しかし、資格を取得した後は一流のエステティシャンとして認められるので、キャリアアップをはかりたい人は、ぜひチャレンジしてみてください。
日本スパ・ウエルネス協会(SPA Wellness)の認定資格10種類
日本スパ・ウエルネス協会(SPA Wellness)が発行している認定資格は、全部で10種類あります。
日本スパ・ウエルネス協会(SPA Wellness)の認定資格は、分野によって種類が細かく分かれているところが特徴です。
オールマイティな資格だけではなく、専門スキルを極めたいという人にもおすすめです。
【国際編】エステティシャンにおすすめの資格14種類
国内だけではなく、世界で通用する資格が欲しい人におすすめの資格を14種類に分けて紹介します。
CIDESCO(シデスコ)の認定資格4種類
CIDESCOは、1946年にベルギーで設立された、世界最高水準のエステティシャン教育機関です。
CIDESCOが発行している認定資格は、以下の4種類になります。
CIDESCOは、現在世界各国31カ所で認定制度をもうけています。
CIDESCOの資格があればさまざまなシーンで活躍することができるでしょう。
ICAM(イカム)の認定資格6種類
ICAMは、フランス発の美容国際ライセンスです。
ICAMの認定資格は全部で6部門あり、それぞれの部門でレベル分けがされています。
費用や受験資格、難易度などは部門・レベルによって複雑に分かれているため、興味がある人はICAM JAPANに問い合わせてみましょう。
ICAMのライセンスは、エステだけではなくメイクアップやネイルなど多岐にわたっているところが特徴です。
今後需要が伸びていきそうな分野にしぼって受験をするのも良いでしょう。
国際エステティック連盟INFA(インファー)の認定資格3種類
国際エステティック連盟INFA(インファー)の認定資格は、認定校に通ってカリキュラムを修了することで受験資格を得ることができます。
コースは、フェイシャル&ボディ/フェイシャルのみ/ボディのみの3種類です。フェイシャルとボディには、プレスクールもあります。
それぞれの受講期間や学費は以下のとおりです。
上記の受講資格は、いずれも実務経験1年以上のエステティシャンです。
受講費用の他、国際試験を受験する際には別途受験料とベルギー本部登録料が発生します。
CIBTAC(シブタック)の認定資格
CIBTAC(シブタック)は、UKの国際資格認定機関です。
美容、ネイル、アロマ、スパなどさまざまな分野があり、認定校でカリキュラムを受講することで受験資格を得ることができます。
日本ではまだ広く認知されていませんが、いずれ海外進出をねらっているエステティシャンは、検討してみる価値があるでしょう。
ライセンスはほぼすべてレベル分けされており、中には病理学・解剖学・生理学といった本格的なものもあります。
あると便利なエステティシャンの資格5種類
エステティシャンとして幅広く活躍したい、または特定分野を極めたいという人におすすめなのは、以下の5種類の資格です。
一般社団法人日本エステティック評議会(JAC)の認定脱毛セラピスト検定
一般社団法人日本エステティック評議会(JAC)の認定脱毛セラピストは、初級/上級/認定講師の3種類にレベル分けされています。
初級は筆記のみ、上級は筆記+実技、認定講師は実技のみとなっています。
光脱毛に特化した検定で、受験前にはオンラインでの受講も可能。脱毛メニューのあるエステサロンや、脱毛専門サロンに就職したいエステティシャンにおすすめの資格です。
一般社団法人日本スキン・エステティック協会(JSA)の認定電気脱毛士
一般社団法人日本スキン・エステティック協会(JSA)の認定電気脱毛士は、米国電気脱毛協会(AEA)も推奨している、権威性のある資格です。
美容電気脱毛に特化した資格で、予備試験(実技)と認定試験(筆記)の2つに分かれています。
認定試験の方は、予備試験合格後1年以上の実務経験が必要となっており、脱毛関連の資格の中では難易度が高いといえるでしょう。
高いスキルと知識が必要な美容電気脱毛を手がけるには、必ず取得しておきたい資格です。
日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)のネイリスト技能検定
日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)のネイリスト技能検定試験は、3級/2級/1級の3種類にレベル分けされています。
実施から27年の歴史があり、ネイリストを目指す人にはなくてはならない資格ともいえます。
試験内容はいずれも筆記+実技です。
3級は誰でも受験可能ですが、2級は3級取得者/1級は2級取得者とシンプルなステップアップ制度を採用しています。
ネイリストの民間資格としては、JNECの他、日本ネイリスト協会(JNA)のジェルネイル技能検定試験もあります。
日本ハーブセラピスト協会(JHTA)のハーブセラピスト検定
日本ハーブセラピスト協会(JHTA)のハーブセラピスト検定は、2級/1級/上級認定の3種類に分かれています。
認定校で講座を受講すると試験が免除され、上級講座のハーブセラピスト認定試験のみを受けることも可能です。
ハーブセラピストの資格は、エステティシャンとしてだけではなく、さまざまなシーンで知識を発揮できるところがメリットです。
ITEC(アイテック)の認定アロマセラピスト
ITEC(アイテック)とは、イギリスの政府機関の認証を受けた国際ライセンスの機関です。
ITECの講座は世界20カ国以上/500カ所以上の教育機関で受けることができ、カリキュラム修了後の試験に合格することでライセンスを取得できます。
ストレス社会といわれる現代、癒しを求めてエステサロンに通う人も増えているので、取得して損はない資格ともいえるでしょう。
エステティシャンが資格を取得するメリット5つ
エステティシャンがさまざまな種類の資格を取得するメリットを、5つに分けて解説します。
高収入をねらえる
もっとも具体的なメリットは、資格を持っていることで高収入がねらえるところです。
資格保持者はスタートの基本給が高い可能性がありますし、サロンによっては資格手当が出るところもあります。昇給のタイミングも早いかもしれません。
また、資格を取得していることで昇進にも有利に働き、チームリーダーや店長といった管理職を目指すこともできるでしょう。
上のポジションにいくと当然収入も増えるため、エステティシャンとして成功したいという強い気持ちを持っている人には、資格取得がおすすめです。
就職や転職に有利
資格保持者は、就職や転職に有利です。
なぜなら、同じ条件の応募者が複数いた場合、企業は資格保持者を優先的に選ぶ傾向があるからです。
エステティシャンの資格は、ただの名前や箔ではなく、取得できるだけの勉強をした証になります。
知識が深い人、一定以上のスキルを習得している人を採用するのは、エステサロンを経営する企業として当然のことといえるでしょう。
顧客からの信頼を得られる
資格を持っていると、顧客からの信頼を得ることができます。
新規客に対するヒアリングや施術の際、資格保持者を優先的に担当させるエステサロンも少なくありません。
資格を持っているエステティシャンの方が安心感を与えられるため、契約獲得やリピート来店に期待ができるからです。
また、インセンティブ制度があるエステサロンの場合、新規契約や指名を獲得して収入を増やせるというメリットもあります。
美容に関する知識が深まる
資格取得のための勉強は、美容に関する専門知識が深まります。
普段の仕事に生かせるだけではなく、施術中の話題にできたり自分磨きに役に立ったりすることもあるでしょう。
また、エステティシャンの資格の中には皮膚学や予防学、栄養学、衛生などの分野が含まれるものもあり、異業種に転職することになっても生かせます。
施術に自信が持てる
エステティシャンの資格を取得すると、自分に自信が持てます。
厳しいハードルをクリアしたという実感と達成感がエステティシャンとしての自信を深め、施術にも良い影響をもたらしてくれるでしょう。
知識と技術に自信を持っていると、それは顧客にも伝わります。
エステティシャンの自信は、「この人に任せればキレイになれる」という顧客の安心感にもなり、指名数や売り上げアップにも期待ができます。
エステティシャンが資格を取得する方法
エステティシャンのさまざまな種類の資格は、以下の3つの方法で受験・取得することができます。
美容関連のスクールや専門学校に通う
エステティシャン養成スクールや美容学校に通うと、資格取得に必要なカリキュラムを受講することができます。
とくに目指している資格がある人は、認定校の通学を視野に入れて検討してみましょう。
専門学校に入学すると、卒業までの期間はやや長くなりますが、資格取得のためだけではなく、幅広い分野に知識と技術を身につけられるというメリットがあります。
資格発行元機関の講座を受講する
エステティシャンの民間資格や検定を実施している団体の中には、所定の講座を開講しているところもあります。
特定の資格に限定したカリキュラムにはなりますが、短期間で勉強して資格を取得したい人にはおすすめです。
資格を発行している団体の中には、自社の講座を受講しなければ受験できないというケースもあるため、その点だけは注意しておきましょう。
働きながら独学で学ぶ
エステティシャンとして働いて収入を得ながら、独学で学ぶのもひとつの手段です。
学ぶための費用を働いて稼ぐことができるため、学校や所定の講座に回すまとまったお金がないという人におすすめです。
また、エステティシャンは何よりも現場経験が大切です。
働きながら知識を吸収して技術を身につけるうちに、資格取得の必要性を感じなくなるケースもあるかもしれません。
エステティシャンの資格に関する注意点
エステティシャンの資格にはさまざまな種類がありますが、同じように、注意点もさまざまあります。
絶対に必要なものではない
エステティシャンにとって、資格は必ずしも取得しなければならないものではありません。
なぜなら、エステティシャンの資格は国家資格ではなく、すべて民間の団体が発行する資格だからです。
資格がなければエステティシャンにはなれない、というわけではありません。
エステサロンによっては、資格より実績を重視するところもあります。
まず経験を積んでエステティシャンとして成長したいのであれば、資格取得よりも、サポートが手厚いエステサロンに就職するほうが良いでしょう。
権威性の高い機関の資格を選ぶ
エステティシャンの資格の種類は多岐にわたるため、どの資格を取得するかが大きなポイントになります。
受講料を支払ってカリキュラムを修了しただけで自動的に取得できる資格より、権威性が高く実際に役立つ資格を選ぶことが大切です。
国内外で通用する資格はハードルが高いですが、一流のエステティシャンを目指すならば、思い切ってチャレンジしてみるのもひとつの手段です。
有効期限つきの資格がある
エステティシャンの資格の中には、有効期限つきのものもあります。
短いもので1年~長くて5年くらいで資格失効となってしまうため、忘れずに更新しなければなりません。
更新の際は、更新料を支払うだけでOKのものや、新たに簡単な試験を受けなければならないものなど、種類によって対応が異なります。
更新頻度が高い資格は、避けておいたほうが良いかもしれません。
エステティシャンの資格は種類が豊富!必要なものを取得しよう
エステティシャンの資格は、種類が豊富です。なぜなら、エステティシャンの仕事自体、さまざまな分野を手がけることが多いからです。
もちろん、エステティシャンに必要なすべての資格を取得しようとすると、お金も時間も足りません。
オールマイティな資格、専門的な資格など、自分にとって必要と思える種類の資格をしぼり、効率良く取得していくのがおすすめです。