エステティシャンの職務経歴書とは?
職務経歴書と履歴書の違いって何?
職務経歴書には具体的に何を書けばいい?
このような悩みをかかえていませんか?
この記事では、エステティシャンの職務経歴書についてくわしく解説しています。
職務経歴書の意味や基本の内容の他、具体的な書き方も紹介しているので、転職の際にぜひ役立ててください。
※2024年6月時点の情報です。
エステティシャンの職務経歴書とは
エステティシャンの職務経歴書について、概要や基本の項目を簡単にまとめました。
エステサロンに応募する際に必要な書類
エステティシャンの職務経歴書とは、エステサロンに応募をする際に必要な書類の一部です。
これまで経験してきた仕事をわかりやすくまとめ、人事担当者が採用の判断の参考にするためのものとなります。
また、自分がどういう人材であるかをアピールできる手段でもあるため、手を抜かずに細部までしっかり書くことが大切です。
職務経歴書と履歴書の違い
職務経歴書と履歴書の違いは、以下のとおりです。
職務経歴書 | 履歴書 | |
---|---|---|
役割 | 自分のスキルを具体的に伝える | 個人の基本情報を伝える |
内容 | 経験した仕事に関することのみ | プロフィール全般 |
形式 | 自由 | 雛形あり |
このように、職務経歴書と履歴書は役割自体が異なります。
職務経歴書は、これまで経験してきた仕事をまとめて提示し、身につけたスキルや能力を伝えるための書類です。
また、履歴書は記入する内容が項目別で印刷されていますが、職務経歴書には雛形がありません。
特別な指示がない限り、A4サイズの用紙1~2枚にまとめるのが一般的です。
職務経歴書に書く基本的な項目
職務経歴書に記載する基本の項目は、以下のとおりです。
1.職歴の要約文
2.職歴の詳細(在籍企業における業務内容や業績)
3.身につけた知識やスキル
4.保有資格や免許
5.自己PR文
1の職歴要約は、一読して理解できるよう、簡潔に書く必要があります。
2~4の項目は、表や箇条書きなどでわかりやすくまとめ、特筆すべきことだけを1~2文で付け加えましょう。
5の自己アピールは、人事担当者に「自分を雇うとどんなメリットがあるか」を伝える大切な項目です。
就業意欲や熱意が伝わるよう、自分の言葉で丁寧に書くことが大切です。
エステティシャンの職務経歴書の書き方
エステティシャンの職務経歴書を書くコツを、6つに分けてくわしく解説します。
在籍していたサロンごとに業務内容を書き分ける
エステティシャンの職務経歴書は、これまで働いたことがあるサロンごとに業務内容をきちんと書きましょう。
カウンセリングや施術などエステティシャンの一般的な業務だけではなく、物販やクロージング業務、後輩の指導、SNS投稿、店舗ブログ作成など細かいところまで手を抜かずに書くのが大切です。
エステの施術に関しても、脱毛・フェイシャル・ボディ・痩身・アロマなどメニューを分けて書くと人事担当者が審査しやすく、印象がよくなります。
在籍していたサロンの店舗規模や客単価を書く
エステティシャンの職務経歴書は、在籍していたサロンの店舗規模(スタッフ数、ベッド数など)や客単価を書くとよいでしょう。
働いていたサロンの規模を伝えることで、採用後の働きを想像してもらいやすくなります。
前職の規模と応募先サロンの規模が大きく異なる場合は、新しい場所にもすぐに対応できることを忘れずにアピールしなければなりません。
1日のカウンセリング数や施術数を具体的に書く
エステティシャンの職務経歴書には、これまで働いていたサロンで平均的にこなしていたカウンセリング数と施術数を書くことが大切です。
1日にどのくらいの件数をこなしてきたかを提示することで、自分のキャパシティをわかりやすく伝えることができます。
前職での施術件数が多くない場合は、対応可能な件数をアピールしましょう。
平均の成約数や指名数などの実績を書く
エステティシャンの職務経歴書で大切なのは、前職での実績です。
1カ月における成約数や指名数の平均を、在籍サロンごとに書きましょう。
物販を含めた売上高でもかまいません。
前職での実績は、いかに即戦力として向いているかをアピールするための重要な項目です。
数字を具体的に書くことで、人事担当者の印象に残りやすくなるでしょう。
前職で努力や工夫をしていた点や具体的なエピソードを付け加える
エステティシャンの職務経歴書には、自己PRを書くことができます。
仕事をする上で努力していた点や、売り上げを増やすために工夫していたことなど、具体的なエピソードを書くと人事担当者の目に留まりやすくなります。
エステティシャンとしてつねに心がけていることや、在籍していたサロンの利用客や上司からの評価を書くのもよいでしょう。
エステ未経験者は仕事で役立つ能力を積極的にアピールする
異業種からエステティシャンに転職するときの職務経歴書には、エステサロンの業務に役立つ能力を書くのがポイントです。
おもな例は、以下のとおりです。
・接客の経験
・営業スキル
・予約管理や会計などの事務処理能力
・マネジメントスキル
エステティシャンの仕事は、エステ施術だけではありません。
さまざまな業務を並行する必要があるため、エステ未経験者でも適性があれば採用される可能性があります。
エステティシャンの仕事に役立つと思われるスキルと就業意欲を、しっかり伝えることが大切です。
魅力的にみえる職務経歴書の書き方
魅力的にみえる職務経歴書の書き方は、以下のとおりです。
正しい日本語を使う
魅力的にみえる職務経歴書のポイントは、正しい日本語で書かれているかどうかです。
なぜなら、職務経歴書は前職の実績だけではなく、社会人としての常識も判断される書類だからです。
敬語の使い方や言い回し、漢字の変換などに気をつけ、自信がないところは必ず調べて書きましょう。
簡潔な文章を心がける
職務経歴書は、簡潔でわかりやすい文章を心がけることが大切です。。
なぜなら、人事担当者は何枚もの職務経歴書に目を通す必要があるからです。
難しい言い回しは避け、ひとつの文章を短くし、一読しただけで何を伝えたいのかが理解できるように書きましょう。
読み手を意識して書くことで、魅力的にみえる職務経歴書を作成することができます。
自分なりの言葉で書く
魅力的にみえる職務経歴書の特徴は、自分なりの言葉を使って書かれている点です。
フォーマットや定型文は使わず、人事担当者に熱意が伝わる言葉で書くことが大切です。
ありきたりな文章では、たくさんの応募者の書類の中に埋もれてしまいます。
担当者の印象に残るように、気持ちを込めて書きましょう。
まとめ
エステティシャンの職務経歴書は、転職の成功を左右する大切な書類です。
業務内容や実績などは具体例や数字を交えて一覧にし、自己PRは自分なりの言葉で意欲が伝わるように書くことが大切です。
職務経歴書が完成した後は1~2日おき、提出前に自分が書いたものを客観的に見直すとよいでしょう。