美容師のやりがいや魅力はどんなこと?
美容師の仕事は、やりがいや魅力と大変なこと、どっちが多い?
あこがれの美容師になれたけど、やりがいや魅力を感じられない人。美容師になりたいけれど、ネガティブな意見ばかりを耳にして今から不安な人。
この記事では、そんな人のための「美容師のやりがいと魅力TOP10」を紹介しています。
最後まで読めば、美容師になろうと思ったきっかけを思い出し、美容師のやりがいと魅力を感じるために頑張ろう!と思えるでしょう。
美容師にとってのやりがいや魅力を感じるための大事なポイントも参考に、自分の理想とする美容師を目指しましょう!
※2024年3月時点の情報です。
※仕事環境は美容室によって異なります。
美容師のやりがい・魅力TOP10
美容師という仕事のやりがい・魅力を、さまざまな意見をもとにTOP10として紹介します。
1.ダイレクトな感謝が伝わる
美容師のやりがいや魅力としてあげられる、もっとも多い意見は「お客様の感謝が直接伝わること」です。
具体的な声を見てみましょう。
接客サービス業の中でも、美容関連は顧客との距離が非常に近い業種です。
また、エステや脱毛とは違い短時間で完結する美容師の仕事は、顧客から感謝を伝えられる機会も多いでしょう。
感謝の言葉や気持ちが、多くの美容師のやりがいや魅力となっていることがわかります。
2.自分のセンスやアイディアが形になる
美容師の仕事は、自分のデザインセンスやアイディアが結果として表れます。
クリエイティブな仕事をしたいと思って美容師を選んだ人にとって、その仕事は大きなやりがいや魅力を感じられるでしょう。
具体的には、以下のような意見があります。
美容師の施術に、マニュアルはありません。
顧客の要望に応え、ベストな形を作り上げることに美容師の仕事のやりがいや魅力があります。
3.努力次第で高収入を得られる
努力次第で高収入を得られるのも、美容師という仕事のやりがいのひとつといえます。
指名数や物販による売り上げにともなうインセンティブ、昇給があることで、自分の成果をダイレクトに知ることができるでしょう。
具体的には、以下のような意見があります。
美容師は、基本的に固定給+インセンティブで収入が決まります。
また、指名数が多ければ昇進や昇給のチャンスも広がります。
頑張れば頑張るほど稼げるというのは、仕事をする上で大きなモチベーションとなるでしょう。
4.いろいろな人と出会える
仕事をしていなければ会えなかった人と出会えるのも、美容師ならではの魅力のひとつといえるでしょう。
出会いの楽しさに関しては、以下のような意見が見られます。
美容室は、老若男女さまざまな層が訪れる場所です。
自分のテリトリー外の人と出会い、いろいろな話をすることで知識が増えたり世界が広がったりするのは、美容師にとって大きな魅力となります。
また、多くの年代の顧客に快適なサービスを提供することは美容師としてのスキルアップにつながり、やりがいを感じることもできるでしょう。
5.スキルアップにゴールがない
美容師のやりがいや魅力に、スキルアップにゴールがないという点もあげられます。
向上心の強い美容師にとっては、どこまでもスキルアップできることが何よりのやりがいと感じるでしょう。
具体的には、以下のような意見が聞かれます。
美容師の技術・道具・手法は日々進化しており、終わりがありません。
ベテランになってもセミナーや講習に参加して、新しい技術を取り入れようと積極的に学ぶ美容師も多くいます。
6.おしゃれや流行を追い続けられる
美容師という仕事は、普段からおしゃれや流行にアンテナをはり続ける必要があります。
そのため、年齢を重ねてもおしゃれな人が多く、いつまでも若々しいスタイルでいることができます。
具体的には、以下のような意見があります。
常におしゃれでいようと意識するのは大変なことですが、美容師は仕事柄、それがひとつの楽しみになります。
仕事のための意識が自分の私生活にも役立つのは、美容師の魅力といえるでしょう。
7.記念日やイベントに関われる
美容師は、顧客の記念日やライフイベントにかかわるチャンスが多い仕事です。
結婚式、成人式、卒業式、七五三など、さまざまな節目をバックアップする一員として、多くの人の記憶に残ることができます。
以下の意見を見てみましょう。
美容室によっては、ヘアセットだけではなく着付けなどをおこなうこともあります。
季節ごとの行事に裏方として参加できるのも、美容師の魅力のひとつといえるでしょう。
8.自分の成長を感じやすい
美容師のやりがいとして、スキルアップの成果がダイレクトにわかるということがあげられます。
具体的には、以下のような意見が見られます。
美容師は、施術の結果を自分の目で確かめ、顧客の満足をその場で感じることができます。
自分の成長が目に見えてわかるのは、仕事のモチベーションを上げることにつながり、またやりがいを感じることができるでしょう。
9.美容業界内での転職に有利
美容師は、美容師免許を取得しなければ仕事ができません。
美容師免許は一生モノの資格なので、美容業界内での転職に有利に働きます。
転職成功者の意見を見てみましょう。
美容師として長く働いている人でも、さらなるやりがいを求めて転職を検討するケースがあります。
その際、美容師免許は大きなメリットになります。
10.独立・開業できる
美容師としてスキルを磨き、実績を作ることで独立・開業のチャンスが生まれます。
一国一城の主となれるのは、有資格者であり独自のスキルとスタイルを持つ美容師ならではの魅力です。
具体的には、以下のような意見があります。
いつか自分が経営者になりたいという目標を持ち、日々努力している美容師は大勢います。
起業という夢を持てること自体、れっきとした職人である美容師の魅力であり、やりがいといえるでしょう。
美容師にはやりがいや魅力があるけど大変なことも多い
やりがいや魅力の多い美容師ですが、苦労することやデメリットもあります。
一人前になるまでの修業期間が長い
美容師は、美容学校を卒業して資格を取得しても、サロンに就職するときはアシスタントという扱いになります。
下積み時代を経てスタイリストに昇格し、ようやく施術を任せてもらえるようになるのです。
アシスタント期間はサロンによってさまざまですが、中には2~3年の修行を余儀なくされるケースもあります。
拘束時間が長い
美容師は、拘束時間が長い仕事です。
人気のスタイリストになればなるほど、開店から閉店まで指名予約が入り、ゆっくり休憩する時間がない日もあります。
また、閉店後もスキルアップのための練習を重ねたり、休日を利用してセミナーや講習を受けたりすることもあり、人によってはプライベートを楽しむ余裕がなくなってしまうでしょう。
結果的に、人づきあいが悪くなったり出会いのチャンスを逃してしまったりと、仕事以外の充実度が低くなるケースもあります。
基本的に肉体労働である
美容師の仕事は、肉体労働です。
ヘアカットの施術中に椅子に座る時間をのぞいては、顧客の案内やシャンプー、カット以外の施術、店内清掃など、ほぼ立ちっぱなしになります。
運動不足を防止できるというメリットはありますが、足がむくんだり慢性的な腰痛に悩まされたりと、一種の職業病でつらい思いをしている人も少なくありません。
平均収入が低め
美容師の平均年収は、300万~350万円といわれています。
これは、日本全体の給与所得額の平均443万円を大きく下回ります。
美容師の平均収入が低い理由は、地域差や経験差が激しいためです。
インセンティブや各種手当で高年収を目指すためには、スキルを磨いたり営業努力をしたりして、大勢の顧客をつかまなければなりません。
美容師が常にやりがいと魅力を感じるために大切な5つのこと
美容師が仕事にやりがいと魅力を見出すには、以下の5つの心がけが必要です。
初心を忘れない
美容師の仕事にやりがいと魅力を感じ続けるためには、初心を忘れないことが大切です。
スタイリストとして働くことに慣れたときでも、免許を取得した喜びやアシスタント時代の大変さ、初めて施術をしたときの達成感を忘れずにいましょう。
また、自分が初めて美容室に行って、素敵なヘアスタイルにしてもらったときのことを思い出してみるのもおすすめです。
過去の自分や気持ちを忘れないことで、現在の自分の環境に魅力を感じることができます。
また、仕事に慣れると徐々に欲が出てくるものですが、美容師になった当時の「顧客の喜ぶ顔を見たい」という気持ちだけは持ち続けたいですね。
流行やトレンドを研究する
一人前のスタイリストになってからも、流行やトレンドの研究をおこたってはいけません。
おしゃれの流行は日々変化し、美容業界は進化し続けています。
自分の技術や現状の収入に満足してしまうと、仕事に対するやりがいが薄れてしまいます。
また、流行をつかみそこねると顧客を失う可能性もあるという危機感を持ち続けることも大切です。
常に努力し続けなければならない仕事についていることを、やりがいと魅力に変えましょう。
自己満足にならないよう気をつける
美容師の仕事にやりがいと魅力を感じるためには、自分の仕事が自己満足にならないようにすることが大事です。
スタイリストの仕事に慣れてしまうと、美容師目線でものを見ることが増えてしまいます。
しかし、美容師目線では素敵なスタイルでも、素人には扱いづらいかもしれません。
なぜなら、美容師が完璧にスタイリングして仕上げてくれるスタイルを、翌日からもキープできるとは限らないからです。
その場で完璧な施術を目指すのも大切ですが、顧客にとっての満足度を一番のやりがいとして考えなければなりません。
具体的な目標を設定する
具体的な目標を立てるのも、美容師のやりがいと魅力を感じ続ける方法のひとつです。
アシスタント時代は、一人前のスタイリストになるという大きな目標があるでしょう。
しかし、スタイリストに昇格して仕事に慣れると、目に見える目標を失ってやりがいを感じられなくなってしまう人もいます。
1カ月の指名数やインセンティブの額など、努力すれば達成できそうな具体的な目標があれば、毎日の仕事にやりがいが生まれるでしょう。
金銭面を含めた条件の良い美容室に就職する
美容師の仕事にやりがいと魅力を見出す方法としておすすめなのが、条件の良い美容室に就職することです。
具体的には、以下のとおりです。
・初任給、基本給が高い
・インセンティブの割合が高い
・各種手当が充実している
・昇進や昇給の制度がある
・アシスタント期間が決まっている
・休憩時間や勤務時間が明確に決まっている
美容師の仕事はハードな面もありますが、業務や成果に対して正当に評価をしてくれる職場なら、やりがいを見出すことができるでしょう。
また、時間外労働がサービス化しておらず、きちんと決められている環境であることも大切です。
これから美容師を目指す人は、アシスタント期間が決められている(年数やテスト合格などの条件)美容室に就職するのがおすすめです。
美容師はやりがいと魅力を感じ続けられる仕事
美容師の仕事は、ひとつとして同じことがありません。
ヘアカットやシャンプーだけでも、相手によってスタイルも対応も異なります。
だからこそやりがいがあり、そのやりがいこそが魅力だと感じている美容師も多数います。
また、職場環境によってはどんどん成長を重ねることができ、それが収入にもしっかり反映します。
やりがいと魅力を感じられる仕事を、心から楽しめる美容師を目指しましょう。