美容師の働き方にはどんなものがある?
雇われと独立の、メリットとデメリットが知りたい。
美容師というと、美容室に就職して働くスタイルが一般的と思われがちですが、実はそうではありません。
とくに現代では、自分で好きなスタイルを決めて働く、雇用されない働き方が増えています。
この記事では、美容師の働き方を大きく6つに分けて紹介しています。
最後まで読めば、どんな働き方が自分に向いているか、また目指すべき方向がわかるでしょう。
これから美容師を目指す人だけではなく、現在の働き方に疑問を感じている人も、ぜひ参考にしてください!
※2024年3月時点の情報です。
※勤務形態や収入は美容室によって異なることがあります。
【一覧】美容師の働き方6パターンと特徴
結論からいうと、美容師の働き方は大きく分けて6つのパターンがあります。
それぞれの特徴を、以下にまとめました。
勤務形態 | 特徴 |
---|---|
正社員雇用 | 雇用側から勤務時間や休日を指定されるスタイル |
アルバイト・パート雇用 | 雇用主と労働者が話し合って勤務時間と休日を決めるスタイル |
業務委託 | 美容室と業務委託契約を結び顧客の予約に応じて出勤するスタイル |
フリーランス | 面貸しやシェアサロンなどで働くフリースタイル |
訪問美容師 | 出張型で施術をおこなうスタイル |
美容室のオーナー | サロン経営 |
このように、美容師の働き方にはさまざまな種類があり、特徴があります。
国家資格を持ち、スキルと実績を武器にして仕事をする美容師だからこそ、働き方のパターンを自分で選ぶことができるのです。
正社員雇用の美容師の働き方
美容室に正社員として就職しフルタイムで働くのが、美容師のもっとも平均的な働き方です。勤務形態やメリットデメリットを紹介します。
正社員雇用の勤務形態や特徴
正社員として美容室に就職した美容師は、就業規則をもとにした勤務形態に沿って働きます。
おもな特徴は、以下のとおりです。
・日中フルタイムが基本
・4週6休(シフト制)
・土日祝は出勤
・給与は月給制(固定給)
・売り上げに応じたインセンティブがある
・賞与がある
・福利厚生が充実している
このように、正社員の勤務形態にはさまざまな制約がありますが、そのぶん仕事が保証されているというのが大きなメリットです。
美容学校を卒業した後は、まず美容室に就職して実績をつくるのが、美容師として成功する一番おすすめの働き方です。
正社員で働く美容師の収入事情
正社員として働く美容師の平均収入は、年収300万~350万円ほどです。
美容師の給与は、地域差や経験差が大きく影響するため、平均値でいうとだいたいこれくらいになります。
平均収入は比較的低いといえますが、経験を積み顧客を多く持てるようになれば、インセンティブなどを加算して年間400万~500万円稼ぐことも可能です。
正社員雇用のメリット
美容師が正社員で働くメリットは、以下の5つです。
〇 仕事が保証されている
〇 収入の変動が少ない
〇 スキルアップしやすい
〇 税金や保険料の納付を雇用主に任せられる
〇 店長やディレクターなどのポジションを目指すことができる
正社員の働き方の最大のメリットは、仕事と収入が保証されているという点でしょう。
給与は月額固定で契約するケースが多いため、店の売り上げにかかわらず、毎月の収入は保証されています。
また、美容室の規模にもよりますが多くの同僚に囲まれて刺激を受けることができ、美容師としてスキルアップしやすい環境であることも大きなメリットです。