ネイリストの検定・資格試験は独学でも大丈夫?
独学の場合のネイリスト検定試験の合格率は?
ネイリストの技能検定に独学で合格する方法を知りたい。
ネイリストが収入を増やすために欠かせない、ネイリスト技能検定試験。
独学の場合、いったいどのレベルまでいけるかどうか、気になっている人も多いですよね。
この記事では、ネイリスト検定に独学で合格するコツや、独学以外で勉強をする方法を解説しています。
効率よくスキルを身につけ、検定の級を取得して一人前のネイリストを目指しましょう。
※2024年3月時点の情報です。
※個人のスキルや環境によって異なります。
【結論】完全独学で合格できるのは検定3級・初級まで
結論からいうと、完全な独学で合格できるレベルは、ネイリスト技能検定試験3級およびジェルネイル技能検定初級あたりです。
どちらも合格率80%と高く、基礎的な知識とスキルがあればクリアしやすいので、努力次第では独学でも取得可能でしょう。
ただし、ネイルケアやカラーリング、アートなどをまったくやったことがない人にとっては、3級・初級でもハードルは高いです。
趣味として、普段から自分の爪や家族・友人の爪をお手入れしている人なら、スキルを高めることで、独学でも合格できる可能性はあります。
ネイリストの検定の種類と独学で合格できる可能性
ネイリスト向けのおもな検定の種類と、独学で合格できる可能性を詳しく紹介します。
JNECネイリスト技能検定
JNEC(日本ネイリスト検定試験センター)が実施するネイリスト技能検定試験は、国内でもっともポピュラーな検定です。
ネイリストの資格を取るなら、まずJNECの技能検定が候補に挙がるでしょう。
3級/2級/1級の概要と、独学で合格できる可能性は以下のとおりです。
級 | レベル | 合格率 | 独学で合格する可能性 |
---|---|---|---|
3級 | 基礎知識・基本のスキル | 約80% | ◎ |
2級 | サロンワークができる | 約42% | △ |
1級 | トップネイリスト | 約38% | × |
それぞれの合格率は、受験生全体と合格者全体の数を計算したものですが、2級以上になると、ネイルスクール等で試験対策をして挑む受験生が格段に増えます。
独学での合格率は、もう少し低くなると見てよいでしょう。
I-NAIL-Aネイルスペシャリスト技能検定
I-NAIL-Aネイルスペシャリスト技能検定とは、インターナショナルネイルアソシエーションが実施するネイリスト技能検定試験です。
A級/SA級の他、PA/AA/AAA級という難易度の高い級があり、それぞれJNECの技能検定試験と水準はほぼ同等です。
A級であれば、独学でも合格の可能性はあるでしょう。
JNAジェルネイル技能検定
JNA(日本ネイリスト協会)のジェルネイル技能検定は、ジェルネイルの普及にしたがってメジャーになってきた検定試験です。
ジェルネイルメニューを置いているサロンが増えているため、これからネイリストになるなら、ぜひ取得しておきたい検定です。
初級/中級/上級の概要と独学で合格できる可能性は以下のとおりです。
級 | レベル | 合格率 | 独学で合格する可能性 |
---|---|---|---|
初級 | 基礎知識・基本のジェルネイル | 約70% | ◎ |
中級 | サロンワークができる | 約60% | 〇~△ |
上級 | トップジェルネイリスト | 約45% | △~× |
JNAのジェルネイル検定は、初級のみややハードルが高く感じますが、中級以上の合格率は比較的高くなっているのが特徴です。
しかし、完全独学での合格率はもう少し低くなることが予想されるため、注意が必要です。
JNAフットケア理論検定試験
JNAフットケア理論検定試験は、フットケアとフットネイルに特化した検定試験です。
120分のセミナーを受ける必要があるため、厳密には「独学」にはなりませんが、筆記試験のみでおこなわれる検定試験なので、ハードルはそれほど高くないと考えられます。
JNA認定講師の試験を受けるためには、取得しておかなければならないため、トップレベルを目指す人は、独学の合間にチャレンジしておきましょう。