美容師の仕事はきついとよく聞くけど、何が一番大変?
美容師は「きつい」「帰れない」「給料安い」の3Kって本当?
こんな疑問を持っていませんか?
美容師は、美容に興味がある人やおしゃれが好きな人が目指す人気職業ですが、実際の仕事は「きつい」とよくいわれます。
この記事では、美容師の仕事の大変なことランキングをもとに、いったい何がきついのか実態調査をしました。
最後まで読めば、美容師の仕事におけるきついことや、自分が美容師に向いているかどうかがわかるでしょう。
きつい毎日を改善するための対策も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
※2024年4月の情報です。
※仕事内容や給与事情はサロンによって異なります。
美容師は何がきつい?大変なことランキング
美容師の仕事で何が一番「きつい」といわれるのかを、ランキングで紹介します。
1位:労働時間が長すぎるのがきつい
美容師の大変なことランキング1位は、「労働時間が長いこと」です。
美容師の仕事は、営業時間前の開店準備から閉店後の後片付けまで、平均して10時間ほどの労働になります。
また、閉店後にカットやパーマ、カラーリングの練習で居残ることも多く、サロンによっては1日の半分以上職場で過ごすという美容師も少なくありません。
手が空いたときに休憩に入るスタイルのサロンもあるため、忙しい日は食事を満足にとれないこともあるでしょう。
長すぎる労働時間は、美容師の仕事がきついといわれる大きな要因となっています。
2位:給料が安すぎるのがきつい
美容師の平均年収は、300万~350万円です。
月額にすると25万~29万円となり、税金や保険料を差し引いた手取り額はもっと少なくなります。
また、営業時間前後の雑務や練習のための居残り時間には残業代が出ないことも多く、仕事はきついのに給料が安いというのが実態です。
大変なことランキングで必ず上位に見られる収入の低さは、美容師のきつい労働と見合わないとして、問題視されてもいます。
3位:立ちっぱなしの肉体労働がきつい
美容師の大変なことランキング3位は、長時間続く立ち仕事・肉体労働からくる健康問題です。
美容師は、ヘアカットのときに椅子に座ることもありますが、それ以外はほぼ1日中立ちっぱなしとなります。
また、シャンプーやヘッドスパなどの作業は前かがみの姿勢が続くため、腰痛が慢性化している美容師もいます。
体力的にきつい仕事のため、好きだけどやめざるをえないという美容師も少なくありません。
4位:アシスタント期間が長すぎてきつい
美容師の仕事がきついといわれる要因のひとつに、美容師アシスタントの問題があります。
美容学校を卒業したばかりの美容師は、アシスタントとして美容室に就職しますが、入社後は数年間にわたる下積みが続き、仕事内容や給与額ともに非常に過酷なものといわれています。
体力的、精神的にきついことが多いため、スタイリストデビューする前に仕事をやめてしまう美容師アシスタントも少なくありません。
5位:1年中手荒れが治らなくてきつい
美容師の大変なことランキング5位は、オールシーズン続く「手荒れ」です。
職業柄、水仕事が多く手が乾燥したり、薬剤や使用するために皮膚が荒れたりといった問題があり、肌が弱い人にはとくにきついといわれています。
仕事は毎日続くのでケアが追い付かず、美容師の中には定期的に皮膚科を受診している人もいます。
6位:上下関係が厳しすぎてきつい
理美容業界特有の上下関係の厳しさも、美容師の仕事がきついといわれることのひとつです。
どの職種にも上司と部下/先輩と後輩という人間関係はありますが、理容師美容師はその関係が厳格に守られている傾向にあります。
上司や先輩のいうことが絶対的に正しかったり、指示通りに確実に業務をこなさなければならなかったりといったストレスが、美容師の大変なことランキングとしてあげられています。