エステティシャンの履歴書ってどう書けばいい?
エステティシャンの就職に有利になる履歴書の書き方はある?
このような悩みを持っていませんか?
この記事では、エステティシャンの履歴書の書き方をおもな項目別に詳しく紹介しています。
最後まで読むことで、自信を持って提出できる履歴書の書き方がわかるでしょう。
履歴書の中でもとくに重要な項目の書き方や、作成前のQ&Aも載せているので、ぜひ就職の役に立ててくださいね。
※2024年4月の情報です。
エステティシャンの履歴書の書き方
エステティシャンの履歴書の書き方を、7項目に分けて詳しく解説します。
1.基本情報
履歴書に書く基本的な個人情報の種類と注意点は、以下のとおりです。
氏名
・略字ではなく正字を使う
・フリガナをつける
生年月日と年齢
・西暦・和暦や数字の様式を統一する
・履歴書を提出する時点の満年齢を書く
現住所
・マンション名など細部まで書く
・都道府県名も省略せずに書く
・フリガナをつける
電話番号
・固定電話があれば固定電話を優先して書く
・必ず連絡が取れる番号(携帯電話など)を記載する
メールアドレス
・数字とアルファベットを書き分ける(oと0など)
・ドメイン指定している場合は事前に応募先企業のドメインからの受信を許可しておく
配偶者や扶養家族について
・該当しない場合でも省略せずに記載する
基本情報の項目は、事実を記載するだけなので簡単ですが、抜けがあったり読みづらかったりすると、書類選考で落とされてしまうリスクがあります。
読み手のことを考えて、わかりやすく書くことを心がけましょう。
2.学歴
学歴は、高等学校から書くのが基本です。
まず、学歴・職歴欄の1行目の真ん中に「学歴」と書き、その下の行に高校入学年月を記載するところからスタートします。
年月日は西暦or和暦どちらでもOKですが、履歴書内で統一して書くようにしましょう。
大学、美容専門学校に関しても同様です。
美容系スクールの受講歴は、学校法人であれば記載できます。
民間のスクールは「習い事」の部類に入るので気をつけましょう。
3.職務経歴
職歴は、学歴・職歴欄の学歴の後に書いていきます。
学歴の最後の行から1行の空白行を作り、その下の行の真ん中に「職歴」と記載します。
学歴同様、入社年月と退社年月を時系列で書くのが基本ですが、担当部署や退職理由も簡単に書いておくのがおすすめです。
学生時代のアルバイト歴や、短期バイト(週末のみのイベント要員など)の実績は書く必要はありません。
ただし、職場経由で保険・年金の加入実績がある場合は忘れずに記載しましょう。
職歴の最後には「現在に至る」と書き加えます。
さらに、その下の行の右側に「以上」と書くのが、職歴欄の基本ルールです。
4.免許・資格
免許や資格の記載は、とくに順番が決まっているということはありません。
まず普通免許の取得年月を書き、その下に他の免許や資格を時系列で書くのが一般的です。
名称は省略せず、正式名称で記載するよう気をつけましょう。
5.志望動機
志望動機は文字通り、履歴書の提出先企業に対し「なぜ応募をしたのか」「なぜここで働きたいの思ったのか」を伝える重要な項目です。
志望動機欄は、読み手にストレートに熱意が伝わるよう、わかりやすく簡潔に書くことが大事です。
また、履歴書に書く場合は「貴社」を使います(「御社」は話し言葉)。
文章で社会的常識を判断されることもあるため、正しい日本語を使うよう心がけましょう。
6.本人希望欄
本人希望欄には、おもに勤務時間や日数の希望を記載します。
家庭の事情などで絶対に勤務できない曜日がある場合や、特別に配慮して欲しいことがある際にはこの欄を使用します。
履歴書提出時点で他企業に在籍中の場合も、本人希望欄を使って、入社可能日や連絡がつく曜日または時間帯などを伝えましょう。
7.自己PR
自己PR欄は、履歴書の様式によっては志望動機欄に含まれることもあります。
もし別項目で「趣味・特技・自己PR」の項目がある場合は、忘れずに書き込みましょう。
なぜなら、美容系の学歴や職歴などがなくても、自己PRで自分の長所を伝えることができるからです。
志望動機は「応募をした理由」、自己PRは「自分を雇うことのメリット」と書き分けることを意識することが大切です。
エステティシャンの履歴書で重要な項目3つ
エステティシャンの履歴書でとくに重要なのは、職歴・志望動機・自己PRの3つです。書き方のポイントを、詳しく解説します。
1.職務経歴
履歴書の職務経歴は企業側にとって、エステティシャンのとしての特性があるかどうかや、長く働き続けられるかどうかを判断する大事な要素となります。
書き方のポイントや注意点は、以下のとおりです。
・美容関連や接客業の職歴があれば在職期間が短くても記載する
・営業職の経験がある場合は担当部署として記載する
・退職理由を必ず記載する
・在職期間が短くても保険や年金の加入歴がある場合は必ず記載する
美容系、接客系、営業系の職歴は、エステティシャンとして働く上で必ずプラスになります。
在職期間が短くても、アピールのためには記載しておいたほうがよいでしょう。
短期間に入社と退社を繰り返している場合は、正社員・本採用で働いた時期があれば書いておくのがおすすめです。
面接では、転職の理由と自分なりの反省点をきちんと伝え、今後にどう活かしていくかといった熱意を見せましょう。
2.志望動機
履歴書の志望動機は企業側にとって、なぜ自社を選んだのかを知るための重要な項目です。
書き方のコツや注意点は、以下のとおりです。
・「なぜエステティシャンになりたいか」と「なぜ応募先企業を選んだか」を分けて書く
・応募先企業について調べると「社員になりたい理由」を書きやすい
・正しい日本語を使う
・まわりくどくなく簡潔に表現を心がける
志望動機として「美容に興味があるから」や「ずっとエステティシャンに憧れていた」といった一般論を書いても、担当者には響きません。
大切なのは、応募先企業を「なぜ選んだか」です。
企業方針や実績、働き方などを詳しく調べ、「この会社のエステティシャンになりたい」という気持ちを伝えることが大切です。
3.自己PR
自己PRは、学歴や職歴、資格などでこれといったアピールができない人にとって、最大限に活用しておきたい項目です。
書き方のポイントや注意点は、以下のとおりです。
・自分を雇うと企業にとってどんなメリットがあるかを意識して書く
・エステティシャンに向いている要素を自分なりに書く
・他人からの評価を交えてアピールする
エステティシャンや美容系の仕事にまったく縁がなかった人材を雇うのは、企業側にとって勇気がいることです。
そこをカバーするには、自分からアピールする以外に方法はありません。
コミュニケーション能力やリーダーシップ要素など、エステサロンで働くにあたってプラスになると思えることは、しっかり書きましょう。
エステティシャンの履歴書を書く前のQ&A
エステティシャンの履歴書を書く前の、よくある質問を6つに分けて紹介します。
Q.エステティシャンの履歴書はどんな様式を使えばいい?
A.履歴書にはさまざまな様式がありますが、とくにこだわりがない場合は、2021年に作成された厚生労働省推奨の履歴書で構いません。
その他、おすすめの様式は以下のとおりです。
新卒者におすすめ
・職歴欄が狭く、趣味や特技などを書く欄が広いもの
・学校指定の履歴書
中途採用を目指す人におすすめ
・職歴欄が広い様式
・職務経歴書が別になっているもの
上記の他、パートやアルバイト勤務の場合は本人希望欄が広くとられているものや、企業の公式HPからダウンロードして使える履歴書などもあります。
履歴書は、何よりも内容が大切なので、様式にはあまりこだわらなくてもよいでしょう。
Q.使用する数字は漢数字?アラビア数字?
A.結論からいうと、数字の表式は漢数字でもアラビア数字でも、どちらでも構いません。
ただし、履歴書全体で統一することが大切です。
たとえば、住所は漢数字表記、生年月日はアラビア数字表記というのはNGです。
Q.西暦と和暦はどっちを使えばいい?
A.年数表記の際の西暦と和暦は、どちらでも構いません。
ただし、履歴書全体で統一することが大切です。
例えば、履歴書提出の日付は和暦で生年月日は西暦というのはNGです。
和暦を使う場合は、年号の変わり目などに注意して書きましょう。
Q.資格はどこまで書けばいい?
A.取得している資格は、基本的にすべて書いてOKです。
履歴書に記載する資格は、内容も大切ですが、資格取得のためにいかに努力をしたかのアピール材料にもなります。
エステティシャンの履歴書の場合、美容関連の資格は知名度が低くても必ず書きましょう。
また、レアな資格は面接の際の話題としても使えるので、美容に関係なくても記載するのがおすすめです。
Q.履歴書本人希望欄は細かく書いてもいい?
A.企業側が応募条件として提示している範囲であれば、ある程度詳しく書いてもOKです。
採用された後にシフトに関して細かく希望を出すよりは、先に希望を出しておいたほうが心証は良いでしょう。
ただし、企業側が「土日祝出勤必須」としているところを、「平日勤務希望」などと記載すると採用される可能性は著しく低くなるので気をつけましょう。
Q.手書き履歴書とPC作成タイプはどちらがいい?
A.結論からいうと、現代社会において、手書きかPC作成かで担当者の印象が大きく変わるということは滅多にありません。
もっとも重要なのは内容で、その他、言葉の使い方や言い回しで最低限の常識を判断されるものだと心得ましょう。
とくにこだわりがない場合は、編集しやすく何度でも使うことができるPC作成がおすすめです。
履歴書は企業があなたに「投資」するための判断材料
新規または中途採用者を募集する企業にとって、新しいスタッフを入れることは、いわゆる「投資」です。
新しい人材を雇用することで、自社にどんな利益があるかを厳しく判断します。
その第一段階となるのが履歴書です。
嘘は書かず誠実に、そして応募先企業にどんなメリットがあるかをしっかりと伝えられる履歴書を書くことが、エステティシャンにとって重要となります。
履歴書の作成に自信がない人や、どんな履歴書を使えばいいかわからない人は、まずキレイジョブに登録して履歴書を作成し、人気の企業に応募をしてみるのもおすすめです!