エステティシャンになるのに資格はいらない?
資格なしでエステティシャンになるメリットやデメリットは?
稼げるエステティシャンになるには資格は必要?
このような悩みをかかえていませんか?
この記事では、エステティシャンになるための資格の有無についてくわしく解説しています。
無資格・未経験からエステティシャンになるメリットや注意点、資格取得のメリットも紹介しているので、資格取得を迷っている人はぜひ最後まで読み進めてください。
※2024年6月時点の情報です。
エステティシャンになるための資格はいらない
結論からいうと、エステティシャンに特別な資格はいりません。エステティシャンになるための資格について、以下の2つにまとめました。
エステティシャンに必要な国家資格や免許はない
エステティシャンになるために必要な国家資格や免許は、日本国内に存在しません。
そのため、中卒高卒や主婦、異業種からの転職者でもエステティシャンになることは可能です。
美容関連の仕事の中で、資格がいらない職種の代表がエステティシャンといえるでしょう。
資格よりもスキルと実績が重視される
エステティシャンは、資格よりも知識や技術、実績が重視される仕事です。
実務経験ゼロの資格取得者よりも、実務経験の長い無資格者のほうが重宝されることもあります。
エステサロンを訪れる人は、それぞれ違う悩みを持っているため、学んだ知識よりも長年の経験が顧客満足度につながることもあるでしょう。
無資格・未経験からエステティシャンを目指すメリット
無資格・未経験からエステティシャンを目指すメリットは、以下の3つです。
稼ぎながら知識とスキルを習得できる
エステティシャンは、働きながら知識とスキルを学べる仕事です。
専門的な勉強をするための学費を節約し、お金を稼ぎながら学んで一人前になれるのは、資格がいらないエステティシャンという職種の大きなメリットといえるでしょう。
また、テキストや動画で勉強をするよりも、現場で実際の接客や施術を見て学ぶことができるため、習得までの期間が短いという特徴もあります。
就職してすぐに実務経験を積むことができる
無資格・未経験でエステティシャンになることのメリットに、すぐに実務経験を積めるという点があげられます。
エステティシャンは知識や施術スキルだけではなく、サロンワーク全般や臨機応変な接客も求められます。
無資格でもまずサロンに就職して実務に慣れることで、有資格者より大きな戦力になれるケースもあります。
就職した後でも資格を取得することが可能
国家資格や免許がいらないエステティシャンですが、民間の資格や検定は多数あります。
その中には受験資格を設けていないものもあり、いつでも挑戦することが可能です。
エステサロンに就職し、働きながら知識とスキルを身につけてから資格取得にチャレンジできるのは、無資格からエステティシャンになった人にとって大きなメリットといえるでしょう。
無資格・未経験でエステティシャンになるデメリットと注意点
無資格・未経験でエステティシャンになるデメリットと注意点を、以下の3つにまとめました。
できるだけ早く即戦力になる必要がある
無資格でエステサロンに就職したエステティシャンは、できるかぎり早く即戦力を目指して働かなければなりません。
なぜなら、資格や経験がないエステティシャン候補は、今後の成長見込みや意欲を理由に採用されているからです。
また、未経験者向けの研修期間中であっても賃金は発生しているため、積極的に仕事を学んで早く一人前になることが求められます。
営業時間外に研修がおこなわれることが多い
無資格・未経験のエステティシャン向けの研修は、営業時間外におこなわれることが多いため注意が必要です。
サロンワークは働きながら覚えることができますが、仕事に必要な専門知識や技術は、営業中にレクチャーする時間があるとは限らないからです。
営業後の研修に対しは、勤務時間外手当が支払われないケースもあるので、事前に確認しておきましょう。
非正規雇用になる場合がある
資格を持っていないエステティシャンが実務未経験で就職する場合、正社員として雇用してもらえないことがあります。
正社員と、契約社員またはパート・アルバイトには、おもに以下の差があります。
・給与
・福利厚生
・勤務時間や日数
・勤務時間外手当の有無
資格や経験がないエステティシャンは、フルタイムで働きたくても働けないケースがあります。
無資格者の雇用形態や待遇については、応募前に募集要項をしっかり確認しておくことが大切です。
エステティシャンが専門資格を取得するメリット
資格がいらないエステティシャンですが、資格を取得することで以下のようなメリットがあります。
顧客に安心感を与えられる
資格を持っているエステティシャンは、顧客に安心感を与えることができます。
なぜなら、資格の保有は、専門知識やスキルを持っている証拠となるからです。
施術を受ける側としても、無資格者より有資格者のほうが安心して任せられると感じるでしょう。
また、有資格者の言葉には説得力が生まれるため、契約締結や物販などの成績を伸ばせる可能性もあります。
資格取得までのプロセスが大きな経験になる
エステティシャンが資格を取得するメリットのひとつに、資格をとるまでのプロセスを経験できることがあげられます。
受験のために勉強をすることで知識とスキルを磨くことができ、仕事に対して自信を持てるようになるでしょう。
仮に試験に合格できなくても、自分自身に何が足りなかったかを見直すよい経験となります。
仕事にやりがいを見出せる
資格を取得するという目標を持つことは、仕事のやりがいにつながります。
資格がいらないエステティシャンですが、無資格・未経験では任される業務が限定されることもあります。
目標を持つことで、担当外の業務にも意識を向けられたり、失敗や叱責をポジティブにとらえられたりといったメリットが生まれます。
収入が増える可能性が高い
無資格のエステティシャンが資格を取得すると、収入が増える可能性が高くなります。
なぜなら、資格取得のための勉強やスキルの上達によって顧客からの信頼を得ることができ、指名増に期待ができるからです。
指名が増えるとインセンティブが加算され、毎月の収入が増えます。
その他、資格を保有しているエステティシャンに、資格手当を支給しているサロンもあります。
転職する際に有利に働く
エステティシャンが資格を取得することのメリットに、転職の際に有利に働くという点があげられます。
とくに同業種間の場合、資格と実務経験があるエステティシャンは転職活動がしやすくなるでしょう。
仮に異業種であっても、資格取得までのプロセスや学習意欲はプラス要素になります。
まとめ
エステティシャンは特別な資格がいらない、美容業界の中でも人気の職業です。
資格だけではなく、就職の際に学歴や職歴などの条件がつくこともめったにありません。
大切なのは熱意と意欲、そして就職後の頑張りです。
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