エステティシャンは転職が多い職種って本当?
エステティシャンが転職するときの職場の探し方は?
エステティシャンのキャリアを活かせる転職先には何がある?
このような悩みをかかえていませんか?
この記事では、エステティシャンの転職についてくわしく解説しています。
転職の際の職場の探し方や、エステティシャンからキャリアアップを目指せる職種も紹介しているので、転職を検討している人はぜひ最後まで読み進めてください。
※2024年6月時点の情報です。
エステティシャンに転職が多い理由
エステティシャンは転職が多い職種といわれています。考えられる理由を5つにまとめました。
肉体的にハードだから
エステティシャンに転職が多いのは、肉体的にハードな仕事であることが理由です。
なぜなら、エステティシャンの仕事内容は基本的に肉体労働だからです。
ボディトリートメントや痩身マッサージなどがメインのエステサロンの施術は、力仕事ともいえます。
一見華やかな世界ですが、施術をするエステティシャン側は、つねに疲労を感じていることも少なくありません。
ノルマが厳しいから
エステティシャンの転職が多い理由のひとつに、ノルマの存在があります。
エステサロンの方針にもよりますが、契約数や指名数、物販の売り上げなどをノルマ(努力目標)とし、スタッフ同士が競い合うことも珍しくありません。
目標を達成しなければいけないというプレッシャーやストレスで、「もっとラクな気持ちで働ける仕事に転職したい」と考えるエステティシャンも多いようです。
土日祝日に休めないから
エステティシャンに転職が多い理由に、土日祝日に休めないこともあげられます。
エステサロンは土日祝日に営業することがほとんどで、エステティシャンはシフト制で勤務するからです。
家族や友人、パートナーと休みが合わせることができないのは、エステティシャンの大きなデメリットといえるでしょう。
また、世間一般が休みのときに働かなければならないことが苦痛になり、平日フルタイムの職場に転職したいと考える人もいます。
女性だけの職場だから
エステティシャンに転職が多い理由として、女性だけの職場だからというものがあります。
メンズ専用の脱毛サロンやエステも増えてきましたが、利用客・スタッフともに女性だけで構成されているサロンのほうが多いのが現状です。
人間関係のストレスや出会いがないことを理由に、異業種への転職を検討するエステティシャンも少なくありません。
労働に見合った給与をもらえないから
エステティシャンの転職理由のひとつに、労働に見合った給与をもらえないということがあげられます。
エステティシャンの給与は、固定給+インセンティブで支払われることが多く、労働時間が長くても売り上げを伸ばさなければ収入が増えないという特徴があります。
肉体労働からくる疲労、ストレス、プレッシャーなどを感じながら一生懸命働いても、給与が上がらないことに不満を感じているエステティシャンも多いかもしれません。
よい職場の探し方
エステティシャンが転職をする際の、よい職場の探し方を3つに分けて紹介します。
転職エージェントに登録する
エステティシャンが転職の際によい職場を見つける方法は、転職エージェントに登録をすることです。
オンラインで企業と労働者をマッチングさせる転職エージェントは、利用者ひとりひとりに担当のエージェントがつき、スキルに合う転職先や働き方のアドバイスをしてもらえます。
職歴、スキル、保有資格、希望の職種などを入力しておくと転職の案内があるほか、企業からスカウトをもらえることもあります。
ハローワークに通う
エステティシャンが転職の際によい職場を見つける方法のひとつに、ハローワークの利用があげられます。
失業手当の手続きなどをするついでに、求職申し込みをしておくと良いでしょう。
転職アプリや求人サイトと異なり、対面で話ができる安心感がハローワークのメリットです。
身内や知人のツテを頼る
エステティシャンが転職の際によい職場を見つける方法として、身内や知人のツテを頼るという手段があります。
働いてみたい業種や通いやすい場所にある企業に勤めている知り合いがいたら、声をかけてみるのもよいかもしれません。
知り合いからの紹介があると転職先になじみやすく、仕事のコツや人間関係などを前もって知っておくことができます。
キャリアを無駄にしない!元エステティシャンにおすすめの転職先
エステティシャンのキャリアを活かせる転職先の例を紹介します。
接客・サービス業
エステティシャンのキャリアを活かせる転職先のひとつに、接客・サービス業があります。
なぜなら、幅広い年代の女性客に相対するエステティシャンは、接客のプロでもあるからです。
また、エステサロンに訪れる人はそれぞれが違う悩みと希望を持っているため、臨機応変な対応を求められることも多かったはずです。
エステティシャンとしての経験は、接客・サービス業の職種でおおいに歓迎されるでしょう。
営業職
エステティシャンのキャリアを活かせる転職先として、企業の営業職があげられます。
なぜなら、カウンセリングを介して新規客の契約をとることが求められるエステティシャンは、セールスのプロとしての一面を持っているからです。
転職の際に、月々の契約数や指名数を提示できると、採用に有利に働くでしょう。
美容部員(BA)
エステティシャンのキャリアを活かせる職業のひとつに、美容部員(BA)があります。
なぜなら、エステティシャンは美容のプロだからです。
肌質の特徴や肌トラブルの原因、改善方法、スキンケアの方法、コスメの成分などにくわしいエステティシャンにとって、BAは身につけたスキルを発揮できる仕事です。
転職はしたいけど美容に関わりたいという人は、BAの職を検討してみましょう。
美容クリニックの受付やカウンセラー
エステティシャンとして積んできたキャリアは、美容クリニックの受付や美容カウンセラーという職で活かすことができます。
美容クリニックは医師や看護師が治療をおこなう場所なので、元エステティシャンが施術に関わることはありません。
しかし、予約管理や会計、カウンセリング、見積もりやプランの提案などの業務は、エステサロンで経験したことをそのまま引き続くことができます。
自分がやりたいことに挑戦するのもひとつの手段
エステティシャンとして身につけた知識やスキルにこだわらず、自分がやりたいことに挑戦するのもよいでしょう。
もともとあこがれていた分野の仕事や、自分に向いていると感じる仕事にチャレンジすることで、新たな自分の可能性に気付くことができるかもしれません。
異業種にすぐに転職する自信がない人は、一時的にアルバイトをしてみたり、派遣会社に登録してみるのもひとつの手段です。
まとめ
エステティシャンの転職は決して難しいものではなく、サロンで培ってきた知識やスキルを活かせる職場がたくさんあります。
とくに美容業界内の転職であれば、エステティシャンという前職は有利に働くでしょう。
異業種でもエステティシャンの経験を活かせる職を選べば、新しい仕事にもなじみやすいと考えられます。
また、エステティシャンという仕事ではなく、勤め先のエステサロンに不満があって転職を考えている人は、自分にとって働きやすい条件のエステサロンを探してみるのもおすすめです。