男がエステティシャンになることはできる?
男性エステティシャンにニーズはある?
男性エステティシャンが求められている職場には何がある?
このような疑問をかかえていませんか?
この記事では、男のエステティシャンについてくわしく解説しています。
最後まで読むことで、男性エステティシャンのニーズが増えている背景や、働きやすいエステの特徴などがわかるでしょう。
エステティシャンの平均収入やキャリアの積み方も参考に、稼げる男性エステティシャンを目指してください。
※2024年6月時点の情報です。
男性エステティシャンのニーズが増えている理由
男性エステティシャンのニーズが増えている理由は、おもに以下のふたつです。
メンズ専用エステサロンの数が増えているから
男性エステティシャンのニーズが増えている理由に、メンズ専用サロンの数がそもそも伸びてきていることがあげられます。
痩身サロンや脱毛サロンを筆頭に、近年では男性向けの眉毛サロンやネイルサロンも誕生しています。
メンズ専用サロンのスタッフは女性であることも多いですが、一部では利用客もスタッフも男性のみで構成されているサロンもあります。
同性に施術されたい男性客が多いから
男性エステティシャンのニーズが増えている理由に、同性に施術を任せたい男性客が多い点があげられます。
その背景には、プロのエステティシャンとはいえ女性に身体を見られるのは恥ずかしいと感じる男性や、身体の悩みは同性に相談したいという男性が増えていると考えられます。
とくに、ダイエットや痩身のサロン、脱毛サロンでは、男性の施術者が求められる傾向が強いでしょう。
男性エステティシャンが求められているエステの種類
男性エステティシャンが求められているエステの種類を、4つに分けて紹介します。
メンズ専用のトータルエステティックサロン
メンズ専用のトータルエステティックサロンは、男性エステティシャンが求められやすい職場です。
とくにダイエットや痩身のメニューを受ける男性は、不格好な姿を女性に見られたくないと感じることも多いでしょう。
また、男性エステティシャンは、ヒゲ剃り負けやニキビ跡など男性に多い肌トラブルに共感することができるため、カウンセリングの際に重宝されます。
メンズ専用の脱毛サロン
メンズ専用の脱毛サロンは、男性エステティシャンが求められる職場のひとつです。
とくにVIOやヒップなどデリケートな部位の施術は、同性に施術をして欲しいと感じている男性客が多いといえるでしょう。
施術だけではなく、カウンセリングや電話応対まですべて男性スタッフがおこなう脱毛サロンや男性オーナーが経営する脱毛サロンも増えています。
リラクゼーションサロン
リラクゼーション系のエステサロンは、男性エステティシャンが求められる種類のサロンです。
なぜなら、一般的に男性のほうが女性より力が強いため、リラクゼーション施術でスキルを発揮しやすいからです。
とくに、足裏マッサージやドライヘッドスパなどは、力のある男性エステティシャンに施術されたいと望む女性客も少なくないでしょう。
眉毛サロン
近年その数を増やしているメンズ眉毛サロンでも、男性エステティシャンが求められていく傾向にあります。
現在はまだ女性スタッフが多い傾向にありますが、男性専用の眉毛サロンが増えるにしたがい、男性エステティシャンの需要も伸びていくと考えられます。
男性がエステティシャンになるメリットや魅力
男性がエステティシャンになるメリットや魅力を、3つに分けて解説します。
男性ならではの悩みを理解できる
男性がエステティシャンになるメリットは、男性ならではの悩みを理解し共感できるという強みがある点です。
外見のコンプレックスを解消したい男性客は、異性に相談をしたりアドバイスをもらったりするのは気恥ずかしいと感じる可能性があります。
同性だからこそ本音を打ち明けやすく、サポートしてもらいたいと素直に感じられる男性客は少なくないといえるでしょう。
腕力と握力が強い
男性がエステティシャンになるメリットのひとつに、腕力と握力が強いという特性を活かせる点があげられます。
とくに、リラクゼーションやマッサージの施術は、女性よりも男性のほうが好まれるでしょう。
リラクゼーション系のエステティシャンを目指す男性は、相手によって力加減を調整するなど丁寧な施術スキルを身につけましょう。
貴重な存在として重宝される
男性がエステティシャンになるメリットとして、男性エステティシャンは現場で重宝されるという点があげられます。
なぜなら、男性エステティシャンは比較的数が少なく、エステ業界において貴重な存在だからです。
男性客の担当エステティシャンとしてだけではなく、力仕事ができるスタッフとしても、男性エステティシャンは多くの職場で歓迎されるでしょう。
男性エステティシャンの収入とキャリアパス
男性エステティシャンの収入とキャリアパスについて、以下のふたつにまとめました。
エステティシャンの平均収入
エステティシャンの平均収入は、年収にして約360万円です。
男性エステティシャンは現在まだ少数なので、男女比のデータはありません。
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、男性の平均賃金が350万9,000円なので、エステティシャンの平均年収は相場よりやや上ということになるでしょう。
また、エステティシャンが属する生活関連サービス業・娯楽業の平均賃金は男性で314万6,000円となっており、産業別でもエステティシャンの賃金のほうが上回っていることがわかります。
男性エステティシャンのキャリアパス
男性エステティシャンのキャリアパスは、おもに以下の3つのパターンです。
・資格を取得して実績を伸ばす
・マネジメントスキルを身につけて管理職を目指す
・独立開業する
男性エステティシャンとして長く活躍するためには、美容関連の民間資格を取得して実績を作っていくことが大切です。
指名客の数は収入に直結するだけではなく、転職の際にも有利に働きます。
また、マネジメントスキルを身につけて管理職を目指すのもひとつの手段です。
経営の勉強をして開業したり、フリーランスエステティシャンとして活動したりするのも、男性エステティシャンにおすすめのキャリアパスです。
まとめ
男性エステティシャンは、現在はまだ数が少ないですが今後需要が伸びていくと考えられる職種です。
将来性に期待ができるので、就職を迷っている男性は思い切ってチャレンジしてみるのもよいかもしれません。
男性エステティシャンには、エステサロンの管理職や起業などの道もあります。
エステ業界に興味がある男性は、まずは知識やスキルを勉強してみましょう。