美容師免許を取得した後にカラーリストを目指す3つの方法を紹介します。
民間のカラーリスト養成講座を受講する
カラーリストの需要が高まっている近年では、カラーリストの専門スキルを身につける民間のスクールが増えています。
美容師免許取得済みの人向けの講座もあるので、本格的に学んでみたい人はチェックしてみましょう。
ヘアカラーに使用される薬剤や調合に関する専門知識や、技術を学ぶのがおもな目的ですが、スクールによっては就職先のあっせんをしてくれるところもあります。
カラーリスト在籍の美容室でアシスタントをする
最近ではカラーリスト在籍の美容室が増えてきているので、資格を取得した後にすぐに就職してアシスタントをしてみるのもおすすめです。
待遇は美容師アシスタントと同様ですが、数年間の下積みが必要となる美容師アシスタントと違い、カラーリストアシスタントは短期間でひとり立ちできるところがメリットです。
美容室で働くことによって、ヘアカラー以外の分野の知識を得られるのもプラスになるでしょう。
ヘアカラー専門サロンで働きながら研修を受ける
ヘアカラー専門サロンに就職して研修を受けるのも、カラーリストになるひとつの手段です。
ヘアカラー専門店は、カットやパーマなどの施術をおこなわないため、ヘアカラーに特化した知識と技術を集中的に学ぶことができます。
研修中のカラーリストはアシスタント業務や雑用などがメインになりますが、一定のスキルを身につければ一人前のカラーリストとしてデビューできるでしょう。
カラーリストにおすすめの民間資格4種
カラーリストにおすすめの民間資格は、おもに4つあります。順番に詳しく紹介します。
ヘアカラリスト検定
JHCA(NPO法人日本ヘアカラー協会)が実施するヘアカラリスト検定は、以下の5つのレベルに分かれています。
・シングルスター検定
・ダブルスター検定
・トリプルスター検定
・フォースター検定
・ファイブスター検定
検定試験は筆記と実技に分かれており、星の数が増えるごとに難易度が上がります。
ヘアカラーリストに特化した民間資格は、現時点でJHCAの技能検定のみなので、カラーリストとして上を目指すなら、ぜひ取得しておきたい資格です。
パーソナルカラリスト検定
JPCA(NPO法人日本パーソナルカラー協会)が実施するパーソナルカラリスト検定は、以下の3つのレベルに分かれています。
・モジュール1(初級)
・モジュール2(中級)
・モジュール3(上級)
パーソナルカラーは、本人ではなく第三者から見て似合う色を判断するスキルです。
パーソナルカラーについて知識を学び資格を取得することで、顧客にカラー提案をする際にも説得力が生まれるでしょう。
カラーリストに特化した資格ではありませんが、取得しておくと仕事上有利なことは間違いありません。