マッサージ師にはどんな種類がある?
マッサージ師は種類によって資格が必要?
マッサージ師の仕事内容にはなにがある?
こんな疑問を持っていませんか?
この記事では、マッサージ師の種類について詳しく解説しています。
最後まで読むことで、マッサージ師の種類によって必要な資格や仕事内容がわかるでしょう。
身体の不調を解消し、多くの人の疲れをいやすことができるマッサージ師を、あなたも目指してみましょう!
※2024年4月時点の情報です。
※仕事内容は施設によって異なることがあります。
マッサージ師には2種類ある
マッサージ師は、大きく2つの種類に分かれます。
国家資格が必要なマッサージ師と、無資格でもなれるマッサージ師です。
国家資格が必要なマッサージ師の仕事は、疲労軽減やリフレッシュ目的ではなく、れっきとした「治療」となります。
一方、無資格でも働けるマッサージ師は、リンパマッサージ師やアロマセラピストなど「エステティシャン」と同じポジションです。
種類によって特定の知識やスキルが必要ですが、必ず取得しなければならない資格は存在しないため、熱意と努力があれば誰でも働けるでしょう。
いずれも、身体的・精神的な不調を抱えておとずれる人の悩みを解消し、いやしを与えてあげられる、やりがいのある仕事です。
有資格:マッサージ師の仕事の種類
国家資格が必要なマッサージ師の仕事の種類は、以下の3つです。
あんまマッサージ指圧師
あんまマッサージ指圧師は、手指を使うマッサージのみで患者の不調を緩和させる仕事です。
もともと「按摩(あんま)」とは中国語で「按(おさえる)」と「摩(なでる)」という意味で、器具や道具を使わない施術が特徴です。
あんまマッサージ師になるためには、文部科学大臣または厚生労働大臣が認定する学校に3年以上通い、国家資格試験に合格して免許を取る必要があります。
また、一般的に「マッサージ師」というと「あんまマッサージ指圧師」を指すことが多いようです。
鍼灸(しんきゅう)師
鍼灸師は、「はり」や「きゅう」を使用して身体のツボを刺激し治療をおこなう仕事です。
厳密には「はり師」と「きゅう師」の2種類があり、国家資格試験も別物になりますが、現在ではひとつの治療院や診療所で両方の施術をおこなっているところが多いため、両方の資格を持つ鍼灸師が増えています。
鍼灸師(もしくは、はり師orきゅう師)になるためには、専門学校か鍼灸学科がある大学(短大)に通い、国家資格試験に合格する必要があります。
柔道整復師
柔道整復師は、骨折や捻挫、脱臼、打撲などのケガを整復術によって治療する仕事です。
治療だけではなく、その後の物理療法やトレーニングなどのリハビリにも関わります。
その他、筋肉疲労や肩こりの緩和など、ケガ以外に対する施術もおこないます。
柔道整復師になるには、文部科学大臣または厚生労働大臣が認定する学校に3年以上通い、国家資格試験に合格して免許を取る必要があります。
無資格:マッサージ師の仕事の種類
無資格でなれるマッサージ師の仕事の種類で、代表的なものを6つ紹介します。
リンパマッサージ
リンパマッサージは、リンパ液の流れを促進させることによって老廃物の除去を効率よくし、身体の不調を緩和させる施術です。
リンパマッサージをおこなう人は「マッサージ師」とも呼ばれますが、国家資格が必要なあんまマッサージ指圧師とは異なり、無資格でも施術をすることができます。
リンパマッサージはエステサロンなどでも人気のメニューとなっており、むくみ改善やリラクゼーション目的でおとずれる利用者が多くいます。