アイリストが独立に失敗する理由ってなに?
独立してもすぐ失敗するアイリストには何が足りないの?
アイリストが独立後も失敗しないでやっていく方法は?
このような悩みをかかえていませんか?
この記事では、独立に失敗してしまうアイリストの5つの特徴を紹介しています。
アイリストが独立に失敗しないための方法やキャリアプランも紹介しているので、独立を目指すアイリストはぜひ最後まで読んでください。
※2024年5月時点の情報です。
【結論】経営スキルがないアイリストは独立しても失敗する
結論からいうと、経営スキルがないアイリストは独立を失敗する可能性が高いです。5つに分けてくわしく解説します。
スキルと経験だけで勝負する
スキルと経験だけが武器のアイリストは、独立に失敗してしまう可能性が高いでしょう。
なぜなら、充分なスキルと実績があっても集客できないことには意味がないからです。
サロンを利用する人がいなければ、スキルを発揮することはできません。
高いスキルを持ち、人気アイリストとして活躍してきた技術者でも、独立が成功するとは限らないのです。
サロン在籍時代の指名客をあてにしすぎる
独立にあたって、在籍していたサロンの指名客をあてにしすぎると失敗する可能性があります。
なぜなら、サロン時代の顧客は、アイリスト個人が気に入って通っていた人とサロンが好きで通っていた人に分かれるからです。
サロンの立地や営業時間、予約の取りやすさ、料金設定など、アイリストとの相性やスキルとは関係ない理由で通っていた顧客は、担当のアイリストが辞めてもサロンに通い続けるでしょう。
収支のバランスがとれていない
人気アイリストが顧客を確保して独立しても、売り上げより支出が多ければ失敗します。
独立してサロンを持つと、家賃や電気代、水道高熱費などの固定費を毎月支払わなければなりません。
駅チカでアクセスの良い店舗や面積が広い店舗は家賃が高く、それに見合った売り上げを維持する必要があります。
収支のバランスを考えずに経営すると、たちまち破綻してしまうでしょう。
ライバル店との差別化ができていない
アイリストが独立に失敗する理由のひとつに、ライバル店との差別化があげられます。
近年、アイラッシュサロンは需要が増えており、個人でサロンをオープンするアイリストがたくさんいます。
他店と変わらない規模とメニュー、料金設定のサロンを出しても、新規客を呼び込めずに失敗してしまう可能性が高いでしょう。
とくに、大手サロンとの差別化は重要です。
個人サロンは知名度で勝負すると負けてしまうので、個人でしかできないサービスやオプションを考える必要があります。
サロンコンセプトやターゲットがあいまい
サロンコンセプトやターゲット層をあいまいにしたまま独立すると、高い確率で失敗してしまいます。
なぜなら、行ったことのない店を訪れる人にとっては、「自分に合うサロンかどうか」が非常に大事だからです。
ターゲットを絞ると、該当しない人が来られなくなる=利用客が減るという心配があるかもしれませんが、誰でもウェルカムにするとどの層も囲い込めず、結果的に失敗します。
アイリストが独立に失敗しないために必要なこと
アイリストが独立に失敗しないために必要なことを、5つに分けて解説します。
経営ノウハウを身につける
アイリストが独立に失敗しないために必要なのは、施術スキルよりも経営ノウハウです。
これから需要が伸びそうな年代をリサーチし、コンセプトを考え、コンセプトに合う場所で独立しなければ、サロン時代より稼ぐのは難しいでしょう。
サロンオープン後も、ターゲット層に合う手段で集客をし、売り上げが伸びなければ巻き返す方法を考えなければなりません。
独立を視野に入れているアイリストは、インターネットや書籍で少しずつ経営の勉強を始めるのがおすすめです。
開業準備に充分な時間をかける
独立を失敗で終わらせないためには、開店準備に充分な時間をかけることが大切です。
独立を焦って見切り発車すると、高い確率で失敗してしまうでしょう。
準備の前に、個人で成功しているアイラッシュサロンを訪れてみるのも良いですね。
どんなサロンを作るか決めた後は、理想に合う店舗をじっくり探しましょう。
余裕を持って開店準備をできるよう、生活資金を貯めておくことも大切です。
見込み客を確保する
アイリストが独立に失敗しないために必要なのは、見込み客の確保です。
在籍しているサロンで指名No.1のアイリストでも、独立後のサロンについてきてくれる顧客がいなければ、経営は困難になります。
とくに、サロンコンセプトやターゲット層に合う指名客を逃す手はありません。
開店が決まったら早い段階で予約をとってもらい、一度は来てもらえるよう事前に手回ししておきましょう。
独立のお知らせだけではなく、割引クーポンを渡すのもおすすめです。
集客手段を確立する
個人のアイラッシュサロンを長く経営していくためには、集客手段を確立することが大切です。
オープン後すぐに利用してくれる人がいても、それがいつまで続くかわかりません。
近隣に、似たような規模で料金が安いアイラッシュサロンがオープンする可能性もあります。
独立を考えているアイリストは、オープン前にInstagramやX(旧Twitter)といったSNS、またはクーポン付きポータルサイトなどの集客手段を確立しましょう。
アイラッシュ以外のメニュー展開を検討しておく
アイリストが独立に失敗しないためには、いざというときに備えてアイラッシュ以外のメニューを検討しておくことも必要です。
独立後すぐではなく、思うように客足が伸びない場合やライバル店との差別化を図れなかった場合は、早めに動けるように対策を決めておきましょう。
自分ひとりでは手が回らないと感じたときは、スタッフを雇うのもひとつの手段です。
独立を失敗したくないアイリストのキャリアプラン
独立を失敗したくないアイリストのキャリアプランを、3つのステップに分けて紹介します。
1.サロンスタッフとして実績を作る
将来的に独立を考えているアイリストは、まずサロンスタッフとして充分な実績を作りましょう。
人の目の形やまつ毛の長さ、毛量、毛質はそれぞれ違います。
どんな人にも満足してもらえるスキルを身につけるまでは、独立を急いではいけません。
また、年代や性格などさまざまなタイプの利用客と接することで対応力が磨かれ、接客スキルが上達します。
指名客を大切にし、独立後の顧客になってもらえるようなサービスを心がけていきましょう。
2.管理職の仕事を覚える
サロンスタッフとして働いている間に、管理職の仕事を覚えましょう。
なぜなら、独立後のアイリストは技術者としてだけではなく、経営者の役割もこなす必要があるからです。
予約やシフトの管理、売り上げと経費の計算はもちろんのこと、マネージメント力を身につけることも大切です。
管理職の仕事を身近で学べるのは、社員として働いている間だけです。
可能であれば、リーダーやチーフなどの役職を目指すのも良いでしょう。
3.業務委託や面貸しなどでフリーランスに転身する
独立開業の前のワンステップとしておすすめなのが、業務委託や面貸しなどを利用してフリーランスになることです。
職場や施術場所を確保しつつ個人事業主として働けるのが、フリーランスのメリット。
指名客が多ければ、社員として働くよりも収入が増えることが多いため、独立資金を貯めるのにも最適です。
フリーランスになった段階で開業届などを税務署に提出しておけば、独立前の手続きを減らすこともできます。
まとめ
アイラッシュサロンの需要が増えている一方、独立して失敗してしまうアイリストは後を絶ちません。
経営の勉強をせず、サロンスタッフの延長で安易に独立すると、失敗の可能性は高くなります。
充分なスキルと実績があるアイリストは、独立に備えて経営ノウハウを学び、フリーランスとして働いてみるのがおすすめです。
業務委託契約ができるアイラッシュサロンも増えているので、条件に合うサロンを探してみてはどうでしょうか?