シェアサロンを契約する場合、店の規模や立地、シェアする人数にもよりますが、開業資金は50万円以下に抑えられそうです。
面貸しで独立する場合は、30万~40万円ほどの資金があれば充分といえるでしょう。
訪問エステサービスで独立する
訪問エステは、店舗を持たず依頼された場所に出向いてエステ施術をおこなう方法です。
最低限の備品と車があればすぐに開業できますが、エステサロンとして認知されづらいのが難点です。
訪問型エステサービスを展開したいエステティシャンは、どのように宣伝・集客していくかをしっかり考える必要があります。
個人向けではなく、高齢者施設など企業との契約を視野に入れるのもおすすめです。
独立したエステティシャンの収入と成功率
独立開業したエステティシャンの収入事情や成功率について、3つに分けて解説します。
オープン当初は赤字を覚悟しておくべき
エステティシャンが独立開業して数カ月~1年間ほどは、赤字を覚悟しておきましょう。
なぜなら、オープンしたばかりのエステサロンは、よほど集客がうまくいかない限り新規客獲得に苦労するものだからです。
また、家賃や光熱費などの経費はもちろんのこと、エステサロンで使用する美容機器を購入・リースした場合は月々の支払いも発生します。
純利益が出るのはオープンして半年~1年後と考え、運転資金や生活費をあらかじめ用意しておかなければなりません。
経営が軌道に乗れば年収500万円も可能
独立したエステティシャンは、サロン経営が軌道に乗れば年収500万以上も夢ではありません。
仮に1回10,000円のメニューを1日4回提供し、1カ月に20日続けたとすると売り上げは月80万円になります。
この計算でいくと、経費やローン返済の額にもよりますが、年収500万円は充分可能な数字といえるでしょう。
高年収を実現するためには、一定数の集客が見込めるようになった段階で早めに目標金額を設定し、そのためにできることを具体的に計画することが大切です。
3年以上継続できるエステティシャンは全体の1割
エステサロン経営は免許や資格が不要なため、多くのエステティシャンが一定の経験を積んだ後に独立を試みています。
しかし、開業して3年以上継続できるのは、全体の約1割ともいわれています。
確実に成功する自信がないエステティシャンは、独立を急ぐべきではありません。
一時的に収入が減るのはほぼ間違いないので、金銭面を含め条件の良いエステサロンで働きながらしっかり準備を進めるのがおすすめです。
独立開業に失敗するエステティシャンの特徴
独立に失敗してしまうエステティシャンの特徴を、6つに分けて紹介します。