脱毛サロンのスタッフになるためには資格がいる？
脱毛サロンの求人に応募するには資格があった方が有利？
脱毛サロンで働くための資格には何がある？

このような疑問をもっていませんか？
脱毛サロンに就職したいと思っていても、資格がいるならすぐには無理……と悩んでいる人も多いですよね。
この記事では、脱毛サロンで働くための資格について解説しています。
脱毛サロンに就職するには資格がいる？いらない？と迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

※2024年4月の情報です。

結論からいうと、脱毛サロンで働くための資格は必要ありません。
なぜなら、脱毛サロンスタッフはエステティシャンであり、エステティシャンになるための国家資格は現時点で存在しないからです。
美容業界に関する資格は、おもに以下のように分かれます。

脱毛サロンの施術士は、エステティシャン全般に該当します。
業務用脱毛機の操作方法などの研修は必要ですが、筆記および実技の試験はありません。
脱毛サロンによっては、独自検定を設けて「クリアしたスタッフのみ顧客に施術可能」としているところもあります。

脱毛サロンスタッフになるための国家資格はありませんが、民間の資格・検定はあります。おすすめの6種を紹介します。

認定脱毛セラピスト検定は、「JAC（一般社団法人日本エステティック評議会）」が実施する技能検定試験です。
3つのレベルに分かれており、初級の認定脱毛セラピストは筆記のみ、上級の2種の試験は筆記・実技となります。知識と技術全般にわたる検定試験なので、脱毛サロンで働くための資格としては、もっともおすすめです。
合格するとディプロマを受け取れるほか、任意で資格バッジを作ってもらうこともできます。

脱毛士検定は、「JESA（日本脱毛安全普及協会）」が実施する資格試験です。
3つのクラスに分かれており、3級脱毛士は講座受講のみで資格取得が可能です。2級以上は受験が必要ですが、比較的ハードルは低いといって良いでしょう。
合格すると、任意でディプロマを発行してもらうことができます。
2級および上級脱毛士の資格は1年ごとに更新する仕組みとなっており、更新料がその都度発生します。

認定美容ライト脱毛エステティシャンの資格は、「JEPA（一般社団法人日本エステティック振興協議会）」の認定資格です。
資格を取得するには、日本エステティック協会や日本エステティック業協会などの別途資格を保有していることが条件になる他、JEPAの講習会と筆記試験をクリアしなければなりません。
合格者には、合格証とIDカードが発行されます。

認定電気脱毛士は、「JSA（一般社団法人日本スキン・エステティック協会）」が指定する資格です。
美容電気脱毛に特化した資格で、「AEA（米国電気脱毛協会）」が推奨していることもあり、脱毛業界では非常に権威性の高い資格といえます。
脱毛サロンスタッフの資格としてはレベルの高いものになりますが、美容電気脱毛を手がけているサロン自体が少ない点がデメリットです。

認定登録脱毛師は、「JES（一般社団法人日本脱毛技術研究学会）」による美容電気脱毛の資格です。
筆記試験と実技試験があり、実技試験を受験するには1年以上の実務経験が必要です。他の検定試験と比べて、ややハードルが高いといえるでしょう。
また、受験料だけではなく登録料や申請料が別途必要となります。