・美容室と業務委託契約を結ぶ
・レンタルスペースやシェアサロンを利用して働く
・オーナー美容師として美容室を経営する
業務委託契約とは、特定の美容室に在籍するものの雇用関係は結ばず、自分の顧客の予約が入ったときや美容室に依頼されたときだけ出勤して働くスタイルです。
この場合、美容室側の就業規則を遵守する必要はなく、契約外の業務も課せられません。
完全フリーランスとして、レンタルスペースを利用したり美容師仲間とサロンをシェアする方法もあります。
充分なスキルと経験、顧客を持っている美容師は、サロン経営を検討してみるのも良いでしょう。
メニュー特化型のサロンに転職する
一般的な美容室ではなく、美容師免許を活かしてメニュー特化型のサロンに転職するのもひとつの手段です。
具体的には、以下のとおりです。
・アイラッシュサロン
・結婚式場やホテルのブライダルサロン
・カラーリング専門サロン
・ヘッドスパ専門サロン
・イベント会場や福祉施設への出張を手がける派遣会社に登録
上記のような専門メニューがあるサロンは、一般の美容室よりも労働時間が少ない傾向にあります。
美容師免許は、美容業界内での転職に有利になるので、まずは求人をチェックしてみるのがおすすめです。
クリーンな労働環境の美容室に転職する
仕事を続けたい美容師にもっともおすすめなのが、クリーンな労働環境の美容室に転職することです。
現在は、美容業界に限らず「働き方改革」が進んでいるため、ブラックな企業は徐々に減ってきています。
転職の際は、求人の募集要項の以下の内容をしっかりチェックしてください。
・勤務時間(営業時間ではなく労働時間)
・休憩時間
・平均残業時間
・居残り練習の有無
・休日、休暇
・給与(残業代が含まれるかどうか)
・福利厚生
上記があいまいだったり、「状況により」という条件つきだったりすると、仮に労働時間が守られていない場合でも改善は難しいでしょう。
また、規定と実態が離れている可能性もあるので、求人サイトや転職サイトの口コミを調べてみるのもおすすめです。
美容師でも労働時間は守られるべき!就業規則を確認しよう
美容師は、労働時間があいまいでサービス残業が常態化しているケースが多い職種です。
しかし、雇用されている以上は労働時間は法で守られなければなりません。
働いている美容室の勤務時間に疑問を持っている人は、入社時の募集要項や就業規則を確認してみましょう。
また、労働環境に不満を持っていても雇用されている身では改善が難しいこともあります。
あきらかにブラックな環境で働いている美容師は、労働時間と残業代のルールがしっかり決まっているホワイトな美容室への転職も視野に入れてください。