施術
実際の施術において、カラーリストはスタイリストよりも高いスキルを求められます。
スピーディーでムラのない塗布だけではなく、髪や頭皮にダメージを与えない注意深さも必要です。
また、持続性が高いヘアカラーをほどこすため、ベストな放置時間を判断するのもカラーリストの大切な仕事です。
カラーリストに必要な資格とは
カラーリストにとって取得必須の資格、そして役立つ民間資格を紹介します。
美容師免許
カラーリストは、美容師免許を持っている人でなければなれません。
なぜなら、髪に薬剤を使用するヘアカラー施術は、国家資格必須の「美容行為」と定められているからです。
すでに美容師免許を持っている人や、セカンドキャリアを検討している美容師はすぐにカラーリストとしての勉強を始められますが、無資格の人はまず美容師免許の取得から始める必要があります。
カラーリストに役立つ民間資格4種
美容師免許さえあればカラーリストになることは可能ですが、カラーに関する民間資格を取得するのもおすすめです。
カラーリストに役立つ資格・検定は、以下の4つです。
・ヘアカラリスト検定
・パーソナルカラリスト検定
・色彩検定
・カラーコーディネイター検定
ヘアカラリスト検定は、JHCA(日本ヘアカラー協会)が実施しているヘアカラーリストのための検定です。
その他、アパレル業界やインテリア業界に関わる人にも人気がある、カラー関連の検定も仕事の役に立つでしょう。
カラーリストになる方法とは
カラーリストになる方法を、3つのステップに分けて紹介します。
STEP 1.美容学校のヘアカラーリストコースに通う
カラーリストになるには、まず美容学校に通う必要があります。
近年ではカラーリストという職業が注目されており、需要も高まっているため、美容学校の中にはカラーリスト専門のコースをもうけているところもあります。
美容学校の受講期間は、以下の3つです。
・通学(昼間)課程…2年
・通学(夜間)課程…2年~2年半
・通信課程…3年
期間も大切ですが、授業料やライフスタイルとのバランスを考えてコースを決めましょう。
一般コースの場合は美容師になる勉強をメインにするため、卒業してから改めてカラーリストとしての知識や技術を身につける必要があります。