・JNEC(日本ネイリスト検定試験センター)ネイリスト技能検定2級以上
・JNA(日本ネイリスト協会)ジェルネイル技能検定中級以上
・JNAフットケア理論検定試験
・I-NAIL-Aネイルスペシャリスト技能検定SA級以上
・ネイルサロン衛生管理士
資格・検定の級はレベルが高ければ高いほど独立開業に有利です。
上記の検定を取得済みのネイリストは、独立する前にさらに上の級を目指してみましょう。
ネイリストが独立開業する4つのパターンと開業資金の目安
ネイリストが独立開業するパターンを4つ、開業資金の目安とともに解説します。
業務委託
独立したいものの、準備や資金に不安がある人は、まずは業務委託という形で開業するのがおすすめです。
業務委託とは、特定のネイルサロンと契約を結び、予約が入ったときやサロン側に依頼されたときだけ出勤して働くスタイルです。
美容業界に限らず、業務委託はさまざまな業界で取り入れられており、自由な働き方ができるスタイルとして好評です。
業務委託は、契約先のサロンの設備を使わせてもらえるケースが多いため、必要なのは最低限の消耗品のみで済む場合もあります。
消耗品その他、広告宣伝費をあわせ、10万円前後での開業が可能です。
レンタルスペース
ネイリストが独立開業する方法のひとつとして、ホテルやデパート、イベント開業などのレンタルスペースの利用もおすすめです。
無店舗経営ではありますが、月々の家賃などがかからないため、開業資金・運転資金を安く抑えることができます。
レンタルスペースを利用して独立する場合の開業資金は、持ち運びやすい小型の備品・消耗品・広告宣伝費をあわせ、30万~40万円となりそうです。
出張・訪問
出張・訪問型のネイルサロンは、ネイル系のイベントやブライダルサロン、個人の依頼に応じて指定された場所に出向き、施術をするスタイルです。
出張・訪問先で椅子やテーブルを用意してくれるケースが多く、必要に応じてネイルマシンやネイルアイテムを持っていく形になるでしょう。
比較的簡単に独立開業できますが、無店舗なので集客が難しく、安定した収入を得られるようになるまで時間がかかるところがデメリットです。
開業資金は、最低限のネイルアイテムと消耗品、広告宣伝費をあわせ、10万~20万円ほどで済ませることができるでしょう。
サロン経営
多くのネイリストにとって、独立の目標となるのがサロン経営でしょう。
店舗を構え、ネイルサロンとして看板を出して経営するスタイルになります。
サロン経営にも、自宅の一室を改装したりワンルームの賃貸マンションをサロンにしたりテナントを借りたりと、さまざまな方法があります。
ネイリストが独立するにあたり、お金と時間がもっともかかる方法ではありますが、周知や集客がしやすいところが大きなメリットです。
開業資金は、自宅サロンで50万円/賃貸マンションで80万~100万円/テナント契約で150万~250万円を目安にしましょう。
ネイルサロン開業までの7つのステップ
ネイルサロンを開業するまでの行程を、7つのステップに分けて説明します。
1.事業計画書を作成する
ネイルサロンの開業を検討しているネイリストは、まず事業計画書を作成しましょう。
サロンオープンまでスムーズに準備を進めるためには、できるだけ細かく計画することが大事です。
事業計画書に必要な項目は、おもに以下のとおりです。
・ターゲット層とコンセプト
・サロンの規模
・外装と内装
・メニューや料金
・営業時間と定休日
・準備の日程とオープン日
・手持ちの資金
事業計画書には、必要な準備と各行程を完了させる日付なども細かく記しておくのがおすすめです。
日程をあいまいにしたままでは、途中で計画が狂ったりトラブルが起きる可能性があります。
また、金融機関から融資を受ける場合は、細部まで細かく作りこんだ計画書が必須となります。