2.開業届を出す
独立開業の準備をスタートさせたら、できるだけ早い段階で開業届を提出しておきましょう。
開業届を出すのに特別な資格や条件は不要です。
国税庁のホームページから開業届をダウンロードし、必要事項を記入して管轄の税務署に提出するだけでOKです。
また、開業届とあわせて青色申告承認申請書も提出しておきましょう。
青色申告の届を出しておくと、確定申告の際に控除を多く受けることができます。
3.事業用の口座を作る
サロン開業に必要な出費が発生する前に、サロン名や事業所名専用の銀行口座を開設しておくのがおすすめです。
なぜなら、独立したネイリストは「個人事業主」となるため、業務上必要な出費をすべて経費として計上できるからです。
その際、事業用の口座やクレジットカードがあると収支を管理しやすく、年度末の確定申告にも手間がかかりません。
また、経理の知識がない人や収支計算が苦手な人は、会計ソフトの導入も検討しましょう。
4.物件を決める
テナントを借りてサロン開業する予定の人は、物件探しが必要です。
サロン規模や開業資金に合った物件をいくつかピックアップし、不動産会社との交渉を始めましょう。
物件を決めた後は、設備や内装を整えたりといった行程も残っています。
開業資金が充分ではない人は、居抜き物件を探してみるのもおすすめです。
設備や備品をそのまま使用できる物件があれば、開業に必要な出費を抑えることができます。
5.オープン日を決めて集客を始める
サロンをオープンする場所が決まった後は、開業までの日数を改めて計算し直し、オープン日を決定しましょう。
平日ではなく金~日曜日や祝日にオープンすると、集客がしやすいのでおすすめです。
集客は、オープン日を待つことなく早めに始めてOKです。
チラシの作成やSNSアカウントの取得に着手し、開業前からどんどん宣伝していきましょう。
6.備品や消耗品の導入
備品や消耗品の導入は、余裕を持ってやらなければならないことのひとつです。
特注品や大型家具は配送までに時間がかかることもあるので、オープンに間に合うように早めに準備をしましょう。
また、ベース/トップコートやコットンなど、使う頻度の高い消耗品は多めにストックしておくのも大切です。
7.キャッシュレス決済の導入
個人経営のネイルサロンに欠かせないのが、キャッシュレス決済の導入です。
なぜなら、キャッシュレスを導入することで売り上げがアップするというデータがあるからです。
顧客側としても、キャッシュオンリーよりさまざまな支払い手段を選べるほうが便利度が高いことは間違いありません。
サロンの立地やターゲット層に合わせて、電子マネーやクレジットカード決済などの支払い方法を取り入れておきましょう。
ネイリストが独立するメリット3つ
ネイリストが独立するメリットは、以下の3つです。
売り上げが収入になる
独立したネイリストの収入は、売り上げから経費を引いた金額になります。
固定給とインセンティブでおよその月収が決まってしまうサロンスタッフに比べ、売り上げが上がれば上がるほど収入が増えます。
メニュー料金を自由に設定できることや、経費節約/節税対策ができることも、フリーランスの大きなメリットといえるでしょう。
ネイリストは固定給が低く、全体の収入も決して高いとはいえません。
独立することで収入が増えたと実感するネイリストも多くいます。
自分の裁量で働ける
独立したネイリストは、なんの制約もない状態で、自分の裁量で働くことができます。
就業規則に従う必要があるサロンスタッフに比べ、自由度が高く楽しんで働けるでしょう。
具体的には、以下のとおりです。