アイリストに絶対必要な資格は、美容師免許です。
美容師免許がなければ、アイリストとして働くことはできません。
なぜなら、アイラッシュ施術は厚生労働省が「資格必須の美容行為」と認定しているためです。
逆に、美容師免許さえあれば未経験でもアイリストとして働くことができます。
そのため、ハードワークに疲れてサロンを退職した美容師のセカンドキャリアとしても、アイリストの仕事は人気です。
アイリスト専用の民間資格2種
美容師免許さえあればアイリストになれますが、スキルの高いアイリストになってより収入を増やしたい人には、民間資格の取得もおすすめです。
アイリストだけの民間資格は、おもに以下の2種類です。
・JECA(日本まつ毛エクステンション認定機構)の技能検定試験
・JEA(日本アイリスト協会)のまつ毛エクステンション技能検定
どちらの検定もまつ毛エクステンションの技術に特化しており、基本的に美容師のみが受験することができます(一部をのぞく)。
レベルの高い級を取得することで、指名が増えたり資格手当が支給されたりといったメリットを得られるでしょう。
アイリストになる方法とは
アイリストになるには、以下の2つの方法があります。
美容師免許を取得してサロンに就職する
アイリストになる方法のひとつに、美容師免許を取得してアイラッシュサロンに就職するというものがあげられます。
美容学校は、美容師になるための勉強がメインになりますが、美容師免許を取得するなら2年間の通学がもっとも早い工程といえるでしょう。
通学が難しい人向けの通信課程もありますが、こちらは短期スクーリングと通信教育がセットになり、卒業するまで3年間かかります。
美容師免許を取得した後は、アイラッシュサロンに就職して、アイリストとしてのスキルを身につけるための研修を受けることが可能です。
アイリスト養成スクールに通う
アイラッシュサロンの普及にともない、アイリスト養成スクールの数も増えてきました。
美容学校と違い、アイリストに必要なスキルを専門的に学ぶカリキュラムとなっています。
スクールによって、美容師免許取得者が通える短期間のコースや、美容師免許取得がセットになった長期間のコースがあります。
アイリスト養成スクールを卒業した人は、アイラッシュサロンの未経験者向け研修を受けずに一人前の技術者として働くことができるでしょう。
アイリストに向いてる人・向いてない人とは
アイリストに向いている人と向いていない人の特徴を紹介します。
アイリストに向いてる人
アイリストに向いている人の特徴は、以下の5つです。
・集中力が高く根気強い人
・手先が器用で丁寧な作業が得意な人
・コミュ力が高く初対面の人と話すのに抵抗がない人
・最先端の美容に興味がある人
・新しい技術を積極的に学ぶ姿勢がある人
アイリストがおこなう施術は、まつ毛という狭いパーツに集中しています。
エクステンションのボリュームによっては1時間以上、根気よく同じ作業を繰り返さなければなりません。
また、今後も発展していくことが予想されるアイラッシュの分野では、常に最新の技術を取り入れていく積極性も必要とされます。