1.受験資格を得る
セラピストの資格を取得するには、まず受験資格を得なければなりません。
受験資格は資格によって異なりますが、国家資格と民間資格では、おもに以下の流れになります。
・国家資格…大学や専門学校に通って指定の学科を修了する
・民間資格…養成スクールや通信教育で指定講座を修得する
国家資格を受験する条件として、文部科学大臣または厚生労働大臣が認定する学校や指定学科のある大学を修了することがあげられます。
一方、民間資格は試験を主催している協会が指定するカリキュラムを習得することで受験資格を得られるケースがほとんどです。
通信教育で学べる講座が多いことや、授業料を安くおさえられる点がメリットといえるでしょう。
2.資格試験を受ける
受験資格を得ると、対象の資格試験を受けることができます。
実施月日や回数は、試験の種類によって異なります。
通っている学校とは違う場所が受験会場になることも多いので、講座を申し込む前に確認しておくと良いでしょう。
現在の仕事や、家事・育児・介護などでまとまった時間を確保するのが難しい人は、在宅受験可能な資格試験も視野に入れてください。
3.合格後に免許を申請するケースもある
セラピストの資格試験の中には、合格して終わりではない種類のものもあります。
おもな例は、以下のとおりです。
・合格後に免許を申請する
・試験を主催する協会に入会して資格を得る
上記の他、民間資格には有効期限が決まっている種類のものもあるので、失効する前に更新の手続きを忘れずにおこなう必要があります。
資格なし働けるセラピストのおもな職場
資格がなくても働けるセラピストの職場を、7つに分けて紹介します。
リラクゼーションサロン
もみほぐしやリラクゼーション目的のマッサージをおこなうサロンは、資格を持っていないセラピストでも働くことができます。
なかには、レッスンや研修制度が充実しているサロンもあり、未経験でスタートすることも可能です。
美容よりもいやし目的のサロンが多いため、30代40代からの転職もしやすいといえるでしょう。
エステティックサロン
資格がないセラピストが働ける職場の代表的なものとして、エステティックサロンがあげられます。
美容を目的とした施術がほとんどで、セラピストよりもエステティシャンと呼ばれることが多いかもしれません。
エステティックサロンの施術メニューは多岐に渡るため、セラピストとしてのスキルの他、スキンケアやダイエット、腸活、脱毛などの知識が必要になることもあります。