美容師に限らず、経営者はいつ無職になるかわからないというリスクがあります。
また、店舗の賃貸契約や備品をそろえるなどの資金が必要となるため、サロン経営を目標にしている美容師は、早い段階から準備をしておかなければなりません。
開業の前に、顧客数から予想できる売り上げや経費の試算を入念におこなうのがおすすめです。
【働き方別】どんなタイプの美容師が向いている?
美容師のおもな働き方6パターンについて、それぞれ向いているタイプを紹介します。
正社員雇用の美容師が向いている人
正社員の働き方が向いている美容師は、以下のタイプです。
・安定した仕事を望んでいる
・フルタイムで働きたい
・働きながら一流になるまで学びたい
・店長やディレクターを目指している
美容師であっても、正社員雇用は一般の会社員と同じ立場です。
倒産などのアクシデントがない限り、仕事が保証されており法定福利厚生も受けられます。
生活の安定を優先するなら、正社員として就職するのが一番でしょう。
また、さまざまなスタイリストとともに働くことによって、スキルアップしやすい環境ともいえます。
サロン経営はリスクが高いから避けたいという美容師にとって、管理職のポジションを目指せるところも正社員のメリットです。
アルバイト・パート雇用の美容師が向いている人
アルバイト・パートの働き方が向いている美容師は、以下のタイプです。
・安定した仕事を望んでいる
・フルタイムで働くのが難しい
・ブランクがある
アルバイトやパートであっても、雇用されている限り仕事と給与は保証されます。
一度現場を離れた美容師や、家事・育児などでフルタイム勤務が難しい美容師にとって、ぴったりの働き方といえるでしょう。
また、勤務日数や時間によっては福利厚生を受けることも可能です。
業務委託で働く美容師が向いている人
業務委託の働き方が向いている美容師は、以下のタイプです。
・スキルと実績がある
・雇用されたくない
・勤務日数や時間帯を自分で決めたい
ある程度の売り上げをキープできるスキルと実績があれば、美容室と業務委託契約を結ぶことが可能です。
自分の顧客に対してのみ、または美容室側の依頼に応じて働くことを決められるため、雇用を避けて自分のペースで働きたい美容師に向いている働き方といえます。
フリーランス美容師が向いている人
フリーランスの働き方が向いている美容師は、以下のタイプです。
・スキルと実績がある
・顧客をたくさん持っている
・自分の裁量で仕事をしたい
・独立開業に必要な資金がない
フリーランス美容師は、美容室経営者や企業とは契約を結ばず、場所代を支払って営業をするスタイルです。
完全に個人の裁量で働くことができ、売り上げに応じて収入が決まります。
一定以上の顧客数を見込める美容師であれば、雇用されるよりも多くの収入を得ることができるでしょう。