来店を見込める顧客
確実に来店を見込める顧客がいることは、新規オープンのサロンにとって大きな強みとなります。
なぜなら、知名度ゼロの状態でも売り上げに貢献してもらえる他、リピート来店や口コミからの新規客獲得にも期待が持てるからです。
マツエクサロン在籍時代の指名客には必ず挨拶をし、特別価格でお試し来店してもらうなどのサービスを展開すると良いでしょう。
SNSなどの集客手段
インターネットによる集客は、知名度のない個人サロンにとって成功を左右するひとつの要素となります。
とくに、TwitterやInstagramなどのSNSは、集客手段として欠かせないものとなるでしょう。
まつ毛パーマやまつ毛エクステンションは、セールスコピーよりも写真による視覚アピールが重要です。
独立開業直後は、宣伝に協力してもらうためにモニター価格の施術プランを用意しておくのもおすすめです。
アイラッシュ以外のメニューを導入する
アイリストが独立開業を成功させるためには、アイラッシュ以外のメニューを取り入れて、他店との差別化をはかるのもひとつの手段です。
例えば、アイラッシュとアイブロウ(眉スタイリング)をセットにしたり、ネイルメニューを取り入れたりするのも良いでしょう。
いつでもサロンメニューを増やせるよう、独立前にさまざまなスキルを身につけておくのもおすすめです。
独立を視野に、アイブロウサロンやネイルサロンに転職してスキルを学ぶアイリストも多くいるようです。
アイリストが独立開業する3つの方法と開業資金の目安
マツエクサロンは美容所登録が必要になるため、訪問や出張型のサービスを展開することができません。独立開業の方法は、以下の3つになります。
賃貸テナントで独立する
テナントを借りての独立開業は、マツエクサロンとしてアピールでき、集客しやすい方法です。
自分が思うとおりの店づくりができる他、経営者としてのモチベーションを保っていくことに関しても最良の独立方法といえるでしょう。
一方で、開業資金が高額になり、失敗してしまったときの損失が大きいというリスクもあります。
開業資金の目安としては、サロン規模にもよりますが、賃貸契約手数料やその他準備を含め100万~150万円ほどです。
自宅サロンで独立する
自宅の1室でマツエクサロンを開業するアイリストも増えています。
賃貸契約が不要なので開業までの出費を低めに抑えることができ、準備のために通う必要がないところが大きなメリットです。
開業資金は、改装費・備品+材料費・広告宣伝費などを合わせて50万円前後が目安となるでしょう。
自宅サロンでの独立開業は、手間がかからない反面、マツエクサロンとして認知されづらく集客に苦労する傾向があります。
宣伝にしっかり力を入れ、リピート率を高めていくことがサロン成功のコツです。
レンタルスペース(面貸し)や業務委託で独立する
開業資金はないけど独立して自分の力を試したいというアイリストにおすすめなのが、レンタルスペースやマツエクサロンとの業務委託契約で独立する方法です。
この場合、肩書はサロン経営者ではなく「フリーランスのアイリスト」となりますが、雇用されない独立したアイリストであることには違いありません。
レンタルの場合は、売り上げから場所代を差し引いた額が収入となります。
マツエクサロンと業務委託契約を結ぶ場合は、自分の顧客の予約が入ったときやサロンから依頼されたときだけ出勤し、売り上げから手数料や材料費を引いた額(おおむね40~50%)が報酬として支払われます。
いずれも開業資金は必要なく、材料と移動手段さえあれば独立することが可能です。
アイリストが独立開業するメリットとデメリット
アイリストが独立開業するメリットとデメリットをまとめました。