仕事をやめても生活ができるお金があることが、美容師をやめて後悔しない最低条件です。
なぜなら、美容師に限らず仕事をやめてよかったと感じられるケースの多くに、納得のいく転職活動ができたというものがあるからです。
美容師という職から離れて、仕事をやめてよかったと感じても、その後の転職活動がうまくいかないと焦りが生まれます。
完全無職でも数カ月は生活できる貯蓄があれば、焦らずに転職活動ができるでしょう。
美容師をやめる前にやっておくこと
美容師をやめるか続けるか迷っている人は、やめる前に以下の4つを実行してみましょう。
労働時間や給与の交渉をする
直属の上司や雇用主に交渉をすることで労働環境が改善されるのであれば、それに越したことはありません。
仕事をやめずに済み、スキルや資格を無駄にしないで済む、最善の方法といえます。
労働時間の超過やサービス残業が常態化している場合は、労働基準監督署に相談をするのもひとつの手段です。
信頼できる人に相談する
仕事の継続を迷っているときは、信頼できる友人・知人・家族に相談するのもひとつの手段です。
ひとりの考えでは視野が狭くなるため、できるだけいろいろな立場の人に意見を聞いてみましょう。
気をつけておきたいのは、誰かひとりの意見をうのみにしないことです。
たくさんの人の考えを聞き、総合的に判断するのがおすすめです。
スキルの棚卸しをする
仕事をやめて転職をする前に、スキルの棚卸しをしておくことをおすすめします。
美容師免許だけではなく、学生時代に身につけた知識やアルバイトでの経験を振り返り、自分に何ができるかを洗い出しておきましょう。
ノートに箇条書きでまとめたりエクセルなどを利用して整理したりすると、転職する際の参考になります。
美容師以外のスキルや経験がまったくない人は、異業種にチャレンジするよりも同業種でスキルを活かせる仕事が良いかもしれません。
転職先を見つける
美容師をやめる前に必ずやっておきたいのが、次の仕事を決めておくことです。
なぜなら、無職の状態が長くなると必ず焦りが生まれ、就職先の条件に妥協してしまうからです。
美容師の仕事をしながら転職活動をするのが難しい人は、求人サイトや転職サイトを利用して、転職先の候補を複数見つけておきましょう。
退職してから次の仕事を探すのは、リスクが高すぎるのでおすすめしません。
美容師をやめたい人におすすめの転職先
美容師をやめたい人におすすめの転職例を、同業種と異業種に分けて紹介します。
同業種のおすすめ転職先4選
美容師をやめた後の転職先として、同業種でおすすめなのは以下の4種です。
アイラッシュサロン
眉カットやまつ毛パーマ、マツエクなどを手がけるアイラッシュサロンは、美容師の転職先としておすすめです。
なぜなら、アイラッシュサロンの施術者は美容師免許がなければなれないからです。
施術スキルを身につけるための研修期間はありますが、美容師免許を活かせる仕事であることは、間違いありません。