1.退職の意思は1カ月前に明確に伝える
退職の際は、はっきりと明確に「〇月〇日をもって退職します」と伝えましょう。
「やめたいんですが……」「やめようと思っています」などあいまいな言い方をすると、引き留められるかもしれません。
労働者は、どんな理由であっても自由に仕事をやめる権利を持っています。
法的には、退職の意思を伝えて2週間後に契約解除することができますが、トラブルなく美容師をやめるためには、1カ月前がベストといえるでしょう。
上司や雇用主に直接伝えることができない人は、退職届を渡すのもおすすめです。
2.顧客に挨拶する
顧客を持っている美容師は、顧客全員への挨拶を忘れてはいけません。
同業種への転職を決めている人なら、なおのことです。
相手へ直接伝える機会がない場合、自宅や職場宛に簡単な挨拶状を送付するのもおすすめです。
3.同僚に引継ぎをする
仕事をやめた後、顧客を引き継いでくれる同僚には、前もって顧客の情報を伝えておくのがおすすめです。
具体的には、以下のとおりです。
・家族構成
・好きなスタイルやカラー
・趣味
・来店頻度
・性格や会話の傾向
・アレルギーの有無
上記のようなささいなことを共有しておくと、新しい担当者にとっても顧客にとっても快適な施術ができます。
職場に不満があってやめる際にも、後で迷惑をかけないよう必ず引継ぎをしましょう。
美容師をやめてよかったと思うためには先に転職先を探そう
美容師は、体力的にも精神的にもきついことが多い仕事です。
すべての美容師が、一度は「やめたい」と感じたことがあるかもしれません。
しかし、欲求のままに仕事をやめ、その後も「美容師をやめてよかった!」と思い続けられるかどうかは、人によります。
美容師をやめてよかったと思うための絶対条件は、まず転職先を探すことです。
美容師の仕事自体は好きという人は、働きやすい美容室の求人。美容師はやめたいけど美容業界には残りたいという人は、アイラッシュサロンやエステサロンの求人をチェックしてみましょう。
美容師免許は一生モノなので、やめたことを後悔しても、いつでも現場に戻ることは可能です!